後輪を駆動しやすく操舵輪と駆動輪が分かれるため、D1GP車両として事実上必須とされている駆動方式はどれか?
D1GPの車両規定では四輪駆動からの改造も認められるが、実際の競技では前輪操舵・後輪駆動を示すFRレイアウトが圧倒的多数を占める。FRはカウンターステアを取りやすく、スロットル操作でリアを滑らせたまま角度調整を行うのに適しているためだ。FFは駆動輪が前輪のため大きなアングル維持が難しく、RRやMRは荷重移動がシビアで扱いづらい。結果としてトップカテゴリーで勝負するチームはほぼ全てFRを選択し、車体剛性やサスセッティングで差別化を図っている。