路面追従性を高めるため、トライアルバイクの前後タイヤは非常に低圧で使用される。競技前にセットされる空気圧として一般的な値は?
0.04〜0.06MPaは他の二輪分野と比べ圧倒的に低く、タイヤが岩の輪郭に沿って変形することでグリップ力を最大化できる。加えて空転を抑えサスペンションのような吸収機能も期待できるため、低速でのバランス保持やステアケースの登坂に有利となる。ただし空気が少なすぎるとビード落ちやリム打ちの危険があるため、外気温やセクションの硬さに合わせて0.04MPa付近から微調整するのが定石である。