WTルールの組手で手による有効攻撃として認められているのはどれか?
WTルールでは安全性の観点からパンチによる頭部攻撃は禁止されており、正拳で胴部をストレートに突く攻撃のみが認められる。手刀や裏拳、掌底などは技として存在するが、試合では得点にならずむしろ警告の対象となることが多い。正拳突きの得点は1点だが、蹴りと異なりセンサーで自動判定されないため、審判3名の目視で有効かどうかが決定する。選手は距離を詰めた瞬間に鋭く突き、相手の体勢を崩して直後の蹴りにつなげるなど戦術的に活用する。胴体に対してのみ許容されている理由は、顔面の負傷リスクを最小限に抑え、蹴り技主体というテコンドーの特色を守るためである。