プンセ「太極6章」が象徴する自然の要素は何か?
太極6章は陰陽八卦の坎卦に対応し、坎は水・流動性・深淵を象徴する。プンセの動作では高低差を生かした上下運動や体の捻りが多く、絶えず形を変えつつも一定方向に流れる水の性質を体現している。習得段階としては高難度の蹴りや連続技が導入され、体幹の柔軟性とリズム感が不可欠となる。水は柔らかさと同時に岩をも穿つ強さを秘めるとされ、修練者にしなやかさと粘り強さを求めるメッセージが込められている。太極1章から積み重ねた技術を統合し、変化に適応しながらも途切れない流れを保つことが太極6章のテーマであり、段位昇格に向けた重要なマイルストーンとなる。