初期のチップチューン/デモシーンで広く使われた「アルペジオ(高速に音を切り替えて和音を表現する効果)」は、トラッカーにおいてどのように実現されることが多いか?
正解は「1つのチャンネル内でノートを高速に切り替えて和音を表現する(アルペジオ)」です。トラッカー系のチップチューンでは、ハードウェアの声数制限を補うために1つの音声チャンネル内で短い間隔で複数の音程を切り替え、聞き手には和音として知覚させるテクニックが一般的です。これをアルペジオ効果と呼び、パターン内でピッチを指定して非常に短い間隔で音程を交互に出すことでメロディと和音を同時に表現します。音色や速度の設定で和音の響き方が変わるため、楽曲の表現において重要な手法となっています。