ダイバーが発症する減圧症(DCS)の直接的な原因として最も正しい説明はどれか? 2025.08.17 ダイバーが発症する減圧症(DCS)の直接的な原因として最も正しい説明はどれか? 酸欠による脳貧血 低体温症による血流停滞 塩分濃度の急激な変化 溶解していた窒素が浮上中に気泡化して血管や組織を塞ぐ 呼吸中の窒素は圧力に応じて血液や組織に溶け込むが,浮上で圧力が下がると飽和しきれずに気泡となる。小さな気泡は肺で排出されるが,急浮上や長時間深い深度にいた場合は体内に多数の気泡が残存して関節痛,中枢神経障害,皮膚発疹など多彩な症状を起こす。これが減圧症の本質であり,ゆっくりとした浮上,減圧停止,十分な水分補給などはすべて窒素の気泡化を抑えるために行われる。酸欠や低体温は誘因になり得るが直接原因ではない。 クイズタグ: ダイビング関連記事 ダイビングクイズ!【問題 全10問・答え付き】 | 2025年08月版