ISO規格で150Nカテゴリに分類される救命胴衣の浮力はおおよそ何kgfに相当するか?
ニュートンとキログラム重の換算は1N≒0.102kgfである。150Nライフジャケットは150×0.102=15.3kgf、すなわち約15kgfの浮力を発生させる。成人を顔上げの仰向け姿勢で浮かせる最低限の浮力として設計され、外洋航海向けのISO12402-3基準を満たす。人体の比重はほぼ1だが衣類や装備で沈む危険があるため、この数値が下限とされる。浮力が不足すると呼吸困難や低体温症のリスクが高まるため、装備選択や荷物追加による浮力低下を数値で把握することは安全計画上極めて重要である。