屋内リンクで最適な氷質を保つために、競技中の氷表面温度はおおむね何℃前後に設定されることが多い?
氷の硬さとエッジの食い込み具合はタイムに直結するため、屋内リンクでは冷媒配管を用いて氷温を−5℃前後に維持するのが一般的とされる。硬すぎるとエッジが滑り、柔らかすぎると氷が削れて抵抗が増えるため、この温度が最適なバランスになる。製氷車による散水や換気システムで湿度・気温も細かく管理し、国際大会では周回ごとに氷温を測定してデータを公表する。−2℃や0℃はショートトラックやフィギュア寄りの設定で、スピード競技には高すぎる温度である。