つま先部分が可動する『クラップスケート』がワールドカップで急速に普及し世界記録が大量更新されたのはどの年代?
クラップスケートはヒンジ構造で踵が浮くため推進力を最後まで氷に伝えられる革新的ブレード。1996年にオランダ選手が着用して世界距離別で優勝したのを契機に1997〜1998年シーズンに一気に広まり、10種目以上で世界記録が書き換えられた。2000年代には標準装備となったが普及のピークと衝撃は1990年代後半である。導入初期は機材トラブルや安全性が議論されたものの、科学的分析で効果が証明され現在もトップ選手の大半が使用している。