多くのジェットスキーが採用するエンジン冷却方式はどれ?
多くのジェットスキーは「開放式冷却」を採用し、ポンプが吸い込む海水や湖水をそのままエンジンジャケットに循環させて冷却し、排気とともに排出する。自動車のようにクーラントを循環させる密閉式に比べ構造が簡素で軽量だが、塩分や異物が通路に付着しやすく、使用後の真水フラッシングが欠かせない。BRPのSea-Dooではエンジンのみを密閉式で冷やし、排気系は開放式というハイブリッド方式を採用するモデルもある。いずれの場合も冷却不良はオーバーヒートや排気マニホールドの損傷を招くため、定期的な点検と洗浄が重要である。