青や赤などの鮮やかな色のシーグラスが希少とされる主な理由は?
鮮やかな青や赤などの色のシーグラスが希少なのは、歴史的にその色を出すための金属や染料(コバルト、銅、金、金属微粒子など)が高価または限られた用途で使われていたことが大きな要因です。例えば赤色のルビーガラスは金や銅の微細分散による特殊な製法を必要とし、製造コストが高く一般容器には用いられにくかったため出荷量が少なかったのです。結果として海に流出する破片自体が元々少なく、採集される個体数が限られて希少価値が高まります。加えて時代や地域差もあり、色の分布は歴史的な消費財の製造・廃棄状況に左右されます。