ネットワークレイテンシの予測性という観点でクラウドとオンプレミスを比較した場合、一般的に優位とされるのはどちらの特徴か?
オンプレミス環境ではサーバ間通信を同一ラックやキャンパスLAN内に閉じることができ、ネットワーク機器も専用で占有できるため遅延と帯域の揺らぎを細かく測定しながら設計可能である。パブリッククラウドではデータセンター内部は高速だが、利用者拠点からクラウドまではインターネットVPNや専用線で接続するため経路混雑やベンダメンテに伴う揺らぎが避けられない。特にミリ秒単位の遅延が業務影響となるリアルタイム制御系ではオンプレの物理的近接性が強みとなる。