キックボクシングという競技名を広め、日本で最初にプロモーションを組織した人物として知られるのは誰?
1960年代半ば、ボクシングの興行師だった野口修はタイのムエタイを参考にし、日本の空手家やボクサーを混合させた新競技を考案してKick boxingという名称を作った。1966年には日本キックボクシング協会を設立し、後楽園ホールで興行を開始。当時の格闘技界では空手とボクシングが別個に存在していたが、野口は双方の打撃技を同じリングで競わせることで観客にわかりやすい迫力を提供する狙いがあった。この革新的試みは後のK-1など大型イベントの礎となり、現在のプロキックボクシング文化へと発展した。