カバ(ニシのカバ、Hippopotamus amphibius)の自然分布域はどこか?
ニシのカバ(Hippopotamus amphibius)は主にサハラ砂漠以南のアフリカ大陸、特に河川や湖沼の周辺に分布します。エジプトや西アフリカから東アフリカ、南部アフリカまで広く見られますが、東南アジアや南アメリカ、マダガスカルには自然分布していません。人為的移入例や飼育個体は世界各地にありますが、野生個体の生息域は基本的にアフリカ大陸の湿潤〜半乾燥地域に限定されます。河川や湖に依存する生態であるため、水域の変化や人間活動の影響を受けやすい点も特徴です。