カヌースラローム競技用艇の素材として現在最も一般的に使用されるものは?
現在のスラローム艇は軽量で高剛性のカーボンファイバーとアラミド(ケブラー)をエポキシ樹脂でサンドイッチ成形した複合素材が主流で、艇1艇の重さはICFが定める最低重量9kgぎりぎりで仕上げられる。アルミやポリエチレンはレジャーカヤックでは見られるが、競技では重量が大きく変形もしやすいため用いられない。木材は黎明期に使われていたが現在はほぼ廃れた。複合材は衝撃にも強く、ゲートポールやリバーウォールに接触しても変形が少ない利点があり選手のパフォーマンス向上に直結している。