インジウムは1863年にドイツの鉱物学者フェルディナント・ライヒ(Ferdinand Reich)と化学者ヘロニムス・テオドール・リヒター(Hieronymus Theodor Richter)によって発見されました。二人は亜鉛鉱の分析中に、当時の分光法を用いて青紫(インディゴ)に相当する特徴的なスペクトル線を検出し、新元素の存在を示しました。このスペクトル上の色にちなみ「indium(インジウム)」と命名されました。発見は当時のスペクトル分析技術の成功例であり、金属の同定や新元素探索における分光法の有効性を示す歴史的事例です。