アルペンスキー用具の一種『ファットスキー』は、どのような雪質・地形を滑るために設計されたワイドな板か?
ファットスキーはセンター幅100mm以上と通常のアルペンスキーより大幅に太く、比重の軽いパウダーやバックカントリーの深雪でも沈まずに浮力を得ることを目的に開発された。接雪面積が大きいことで雪面上をサーフィンのように滑走でき、ツリーランや急斜面での操作性も高い。一方で硬いアイスバーンではエッジが立ちにくく、競技用レースや硬雪向けには細身の専用板が使われる。深雪専用の構造とロッカー形状が特徴であり、近年はビンディング位置可変モデルが登場するなど進化を続けている。