『徒然草』第89段に登場する「仁和寺の法師」の話で、法師が犯した失敗は何か
第89段「仁和寺にある法師」の話では、ある法師が石清水八幡宮に参詣した際、山の麓にある末社だけを拝んで、肝心の山上にある本殿を見ることなく帰ってしまったという失敗談が語られています。法師は「かくばかり尊きものとは知らざりけり」と感動して帰りましたが、実は本当の目的である本殿を参拝していませんでした。この話は「少しのことにも先達はあらまほしきことなり」(どんな小さなことでも案内人は必要である)という教訓で結ばれており、知識や経験の大切さを説いた代表的な説話です。