『南総里見八犬伝』が完成するまでに要した期間はおよそ何年ですか?
『南総里見八犬伝』は文化11年(1814年)から天保13年(1842年)まで、実に28年間という長期間にわたって刊行されました。この長期間の執筆には、作品の膨大さ(全98巻106冊)と馬琴の完璧主義的な創作姿勢が関係しています。特に後期は馬琴が失明したため、息子の嫁であるお路が口述筆記を行って完成させました。28年という歳月は一人の作家が一つの作品に捧げた期間としては異例の長さで、馬琴の執念と情熱を物語っています。この長期間の創作により、日本文学史上屈指の長編小説が誕生したのです。