『こころ』の構成として正しいものは?
『こころ』は1914年に朝日新聞で連載された夏目漱石後期の代表作で、「先生と私」「両親と私」「先生と遺書」の三部構成ではなく、正しくは「先生と私」「両親と私」「先生と遺書」ならぬ「先生と私」「父と私」「先生の遺書」という構成になっています。第一部では大学生の「私」と「先生」との交流、第二部では「私」の故郷での父の病気と家族との関係、第三部では先生の過去と自殺に至る心境が先生自身の手紙という形で語られます。明治という時代の終焉と共に失われる価値観や人間関係の変化がテーマとなっています。