ダームスタチウムクイズ
ダームスタチウム(darmstadtium)は元素記号Dsで表され、原子番号110の超重元素です。人工合成元素であり自然界には存在しません。周期表ではトランスアクチニド以外の超重元素として分類され、相対論的効果の影響を受けるため化学的性質の予測が難しい元素です。この記事では、ダームスタチウムに関する10問のクイズに挑戦していただきます。ダームスタチウムの発見経緯、元素記号、周期表上の位置、化学的特性など、この不思議な元素について詳しく学んでいきましょう。
Q1 : ダームスタチウムが属する周期はどれか? 周期5 周期7 周期6 周期8
ダームスタチウムは周期表の第7周期に属する超重元素です。第7周期にはアクチニド系列や多くの超重元素が含まれ、原子番号が大きいため電子殻構造に5fや6d軌道が関与します。ダームスタチウムは遷移金属の第10族に位置し、周期7に配されることで他の周期7元素と同様に相対論的効果の影響が顕著になり、化学的性質や電子配置の予測が複雑になります。
Q2 : ダームスタチウムという名称がIUPACにより正式に採用されたのはおおむねどの年か? 1990年 1994年 2003年 2012年
ダームスタチウムの名称「darmstadtium(Ds)」は、発見の報告からの審査を経て2003年頃に国際純正・応用化学連合(IUPAC)によって公式に承認されました。名称は発見地であるドイツのダームシュタット(Darmstadt)にちなむもので、IUPACの承認により学術文献やデータベースで正式名称として使用されるようになりました。合成元素の命名には提案・検証・承認の手続きがあり、複数年を要することが一般的です。
Q3 : ダームスタチウムの化学的性質はどの既知元素に最も類似すると一般に予測されているか? ニッケル(Ni) パラジウム(Pd) 銅(Cu) プラチナ(Pt)
周期表上ではダームスタチウムは第10族に属し、特に同族の中で下に位置するため化学的にはプラチナ(Pt)に最も類似すると予測されています。相対論的効果により性質が変化する可能性はありますが、同族元素の傾向からは白金族に近い化学挙動を示すと考えられ、理論計算やごく限られた実験結果からもプラチナ様の性質が示唆されています。
Q4 : ダームスタチウムは安定な同位体を持つか? 持たない(既知の同位体は全て放射性) 一つだけ安定な同位体を持つ 複数の安定な同位体を持つ 安定かどうかは未解明である
ダームスタチウムは既知の全ての同位体が放射性であり、安定な同位体は存在しません。超重元素は原子核が大きく不安定で、自然界で安定な形で残存することが難しく、人工的に合成される短寿命核種として観測されます。研究では様々な同位体が合成され崩壊モードや半減期が測定されていますが、いずれも放射性崩壊を経て他の元素へと変化します。
Q5 : ダームスタチウムの原子番号は何番か? 108 110 112 114
ダームスタチウム(darmstadtium)は元素記号Dsで表され、原子番号110の超重元素です。原子番号はその元素の核内の陽子の数を示し、ダームスタチウムは110個の陽子を持つため原子番号110に対応します。周期表ではトランスアクチニド以外の超重元素として周期7の遷移金属に分類され、化学的性質や電子配置は相対論的効果の影響を受けるため予測に基づく研究が続けられています。人工合成元素であり自然界には存在しません。
Q6 : ダームスタチウムは周期表のどの族(グループ)に属するか? 第10族(Ni族) 第11族(Cu族) 第12族(Zn族) 第9族(Co族)
ダームスタチウムは周期表の第10族に属し、ニッケル(Ni)、パラジウム(Pd)、プラチナ(Pt)と同じ族に位置します。元素の族は化学的性質や典型的な酸化状態に関係し、第10族は遷移金属として2価や4価などの化学挙動を示すことが多いです。超重元素では相対論的効果により化学的性質の予測が難しいものの、ダームスタチウムは同族のプラチナ類似の性質を示すと考えられており、実験的には短寿命のため性質の検証が限られています。
Q7 : ダームスタチウムの元素記号はどれか? Dm Ds Da Dt
ダームスタチウムの元素記号は「Ds」です。元素記号は元素名称に由来する略称で、darmstadtiumの頭文字を取ったものが公式に採用されました。国際純正・応用化学連合(IUPAC)によって命名と記号が承認され、学術文献やデータベースではDsが広く用いられています。短寿命の人工元素であるため日常で見ることはありませんが、合成や崩壊の研究ではDsという記号で取り扱われます。
Q8 : ダームスタチウムが最初に合成・報告された研究機関はどこか? ローレンス・バークレー国立研究所(米国) ジョイント研究センター(JINR、ロシア) ドイツのGSI(ヘルムホルツ重イオン研究所) 理化学研究所(RIKEN、日本)
ダームスタチウムはドイツのGSI(Helmholtz Centre for Heavy Ion Research、ダームシュタット)で1994年に最初に合成・報告されました。GSIのチームは重イオンビームを用いた核融合反応によって新元素の合成を行い、この結果が新元素の発見として認められました。研究所名が元素名の由来となり、後にIUPACによってdarmstadtiumという名称が公式に承認されました。
Q9 : ダームスタチウムは自然界に存在するか? 存在する(一定量) 一部の鉱石に含まれる 宇宙線で生成される可能性がある 存在しない(人工的に合成される元素)
ダームスタチウムは自然界に存在しない人工元素です。非常に重く不安定な原子核を持ち、自然の核反応や地球形成過程では短寿命のため残存できません。現在知られているダームスタチウムの同位体は実験室での重イオン核融合反応によって合成され、加速器施設で生成・観測されます。そのため天然資源から得られることはなく、全て人工的に作られる元素です。
Q10 : ダームスタチウムの主な崩壊様式はどれか? アルファ崩壊および自発核分裂 ベータマイナス崩壊が主 電子捕獲のみ 長寿命の放射崩壊は起こらない
ダームスタチウムの既知の同位体は主にアルファ崩壊や自発核分裂(spontaneous fission)によって崩壊します。超重元素では原子核が非常に不安定で、アルファ粒子放出で質量数と陽子数を減らす経路や、核が二つ以上に分割される自発核分裂が観測されることが多いです。ベータ崩壊や電子捕獲も起こり得ますが、既知の多くのダームスタチウム同位体ではアルファ崩壊が主要な崩壊モードとされています。
まとめ
いかがでしたか? 今回はダームスタチウムクイズをお送りしました。
皆さんは何問正解できましたか?
今回はダームスタチウムクイズを出題しました。
ぜひ、ほかのクイズにも挑戦してみてください!
次回のクイズもお楽しみに。