ルビジウムは周期表の第1族に属するアルカリ金属で、独特の赤紫色の炎色反応を示す興味深い元素です。今回のクイズでは、ルビジウムの原子番号、同位体組成、発見の経緯、化学的性質など、この元素に関する基本的な知識を問うことにしました。ルビジウムの特徴や重要性について、この10問のクイズを通じて理解を深めていただければ幸いです。
Q1 : ルビジウムを含む代表的な鉱物はどれか?
ルビジウムは単独で存在することは稀で、リチウムやカリウムを含むシリケート鉱物などに微量含有します。代表的にはリピドライト(リチウムを含む雲母の一種)やゼナライト、ポルシェナイト(ポルシサイト/ポルルサイトに相当する鉱物)などの鉱物中に取り込まれます。リピドライトはルビジウムを含むことで商業的にルビジウムの回収源となることがあり、鉱石から化学的に分離・精製して金属や化合物が得られます。
Q2 : ルビジウムを発見したのは誰か?
ルビジウムは1861年にドイツの化学者ロバート・ブンゼンと物理学者グスタフ・キルヒホフが共同で発見しました。彼らは分光学的手法(フレームスペクトル)を用いて元素特有の赤い発光線を検出し、新元素として同定しました。名前の由来はラテン語のrubidus(深紅色)で、スペクトルに見られた赤い線に因んで命名されました。分光法による新元素の発見は当時画期的で、ブンゼンとキルヒホフの業績は分析化学の発展に大きく寄与しました。
Q3 : ルビジウムの炎色反応で最も近い色はどれか?
ルビジウムは炎色反応で赤紫色(赤みのある紫、しばしば赤紫や紫赤と表現される)を示します。アルカリ金属はそれぞれ特有の炎色を示し、ナトリウムは黄色、カリウムは淡紫、ルビジウムはより赤みを帯びた紫に見えることが特徴です。炎色反応は元素の励起状態からの光放射を観測する単純な定性分析法であり、ルビジウムの検出や区別に有用です。ただし他元素の存在や炎の温度により見え方が変わることがあります。
Q4 : ルビジウムの融点に最も近い値はどれか?
ルビジウムの融点は約39.3℃(約312.5 K)で、室温に近く暖かい手で触れると溶けることがあるほど低い融点を示します。これはアルカリ金属の中では比較的低い部類で、常温で固体または液体に近い状態になり得ます。融点が低いため、金属ルビジウムは扱いに注意が必要で、空気中では酸化や水と激しく反応するため、油中または不活性雰囲気下で保管されます。
Q5 : ルビジウムの電子配置として正しいのはどれか?
ルビジウムの原子は電子配置が[Kr]5s1です。これは第5周期のアルカリ金属に共通する配置で、希ガスであるクリプトン(Kr)の電子配置に1個の5s電子が付加された形です。外側に1個の価電子を持つため、化学的には容易に1価の陽イオン(Rb+)を形成しやすく、典型的なアルカリ金属の性質を示します。他の選択肢は異なる周期や元素の配置を示しており、ルビジウムの正しい配置は[Kr]5s1です。
Q6 : ルビジウムの密度(おおよそ20℃で)はどれに最も近いか?
ルビジウムの密度は約1.532 g/cm3(20℃付近)で、これは水の密度(約1.00 g/cm3)よりやや大きく、同じアルカリ金属の中ではリチウムやナトリウムより重いがカリウムよりは重い値です。密度は金属の原子量と原子間の配列に依存し、ルビジウムは比較的軽い金属ですが、低融点で柔らかく、空気中で酸化しやすいため保管や取り扱いに注意が必要です。
Q7 : ルビジウム原子時計などで利用される同位体はどれか?
原子時計や周波数標準でよく用いられるのは87Rb(ルビジウム87)です。87Rbはハイパー微細構造(超微細構造)の遷移を利用した周波数基準として安定した基準周波数を提供し、小型で比較的安価なセル型ルビジウム原子時計に広く使われています。87Rbは自然存在比が約27~28%で、長寿命(半減期が非常に長い)であるため実用上の用途に適しています。
Q8 : ルビジウムの原子番号は何番か?
ルビジウム(Rubidium)は周期表の第1族に属するアルカリ金属で、原子番号は37です。原子番号は原子核内の陽子の数を表し、元素の化学的性質を決める基本的な指標です。ルビジウムは第5周期に位置し、電子配置は[Kr]5s1となるため、外殻に1個の価電子を持ちやすく、典型的な1価の陽イオン(Rb+)を形成します。原子番号37は元素の同定や化学・物理的性質の理解に直接関わる重要な情報です。
Q9 : 元素記号として正しいものはどれか?
ルビジウムの元素記号は「Rb」です。元素記号はラテン語名や英語名に由来することが多く、Rubidiumの頭文字に由来します。Ruはルテニウム(Ruthenium)、Rnはラドン(Radon)、Raはラジウム(Radium)で、いずれも別の元素を示します。化学式や元素表記、原子量表などで正確に元素記号を使うことは科学的コミュニケーションの基本であり、ルビジウムは国際的に「Rb」と表記されます。
Q10 : 天然に存在するルビジウムの主要な同位体の組成はどれか?
天然ルビジウムは主に85Rbと87Rbの二つの安定(87Rbは極めて長寿命の放射性)同位体から成り、自然存在比はおよそ85Rbが約72%、87Rbが約28%です。87Rbはベータ崩壊してストロンチウム87(87Sr)となるため、地質年代測定(ルビジウム・ストロンチウム法)に利用されます。同位体比は鉱物や岩石の年代測定において重要な手掛かりを与え、また原子時計やスペクトル測定でも異なる同位体が考慮されます。
まとめ
いかがでしたか? 今回はルビジウムクイズをお送りしました。
皆さんは何問正解できましたか?
今回はルビジウムクイズを出題しました。
ぜひ、ほかのクイズにも挑戦してみてください!
次回のクイズもお楽しみに。