小腸でのトランスセルラー(細胞内経由)カルシウム吸収の際、腸管上皮細胞の管腔側(頂端膜)からのカルシウム流入を担う主要なチャネルはどれか?
小腸のトランスセルラー吸収経路では、頂端膜からのカルシウム流入にはTRPV6という非選択的カチオンチャネルが主要な役割を果たします。頂端膜で取り込まれたCa2+は細胞質内でカルビンジンなどのCa結合タンパク質に結合して移送され、基底側膜ではPMCA1b(Ca2+-ATPアーゼ)やNCX1(ナトリウム・カルシウム交換体)によって血側へ排出されます。TRPV6の発現は活性型ビタミンD(カルシトリオール)によって誘導され、ビタミンDは腸からのカルシウム吸収を増強する主要なメカニズムの一つです。