コートクイズ – 軽量で雨風に強い軍用コートの系譜
歴史を振り返ると、トレンチコートの原型となった防水素材「ギャバジン」の発明は19世紀後半のことでした。これにより、軽量で雨風に強い軍用コートが民間にも広まり、現在の定番スタイルが確立されました。
また、ダブルブレストのピーコートは英海軍で用いられ、寒冷な洋上での保温性と防風性に優れていたことから一般的な装備となりました。一方、ゴムを用いた防水コート「マッキントッシュ」も独自の技術革新の歴史を持っています。
これらのコートの素材や特徴、発明者などを問うクイズを通して、ファッションの歴史を探っていきます。防寒性や機能性を重視した軍用から、徐々に日常生活のスタイルにも取り入れられていった、コートの系譜を学んでいただければと思います。
Q1 : カシミヤ(カシミア)の原料は何か?
カシミヤはカシミヤヤギ(カシミアヤギ)の毛、特に冬毛の下毛から採れる非常に細くて柔らかい繊維が原料です。羊毛よりも繊維が細く軽量で保温性に優れ、肌触りが良いため高級繊維として知られています。産地は中央アジアやヒマラヤ周辺などが伝統的で、採取量が限られるため価格が高くなる傾向があります。ウサギのアンゴラ、羊毛、シルクとは異なる原料であり、それぞれの素材特性も異なります。
Q2 : ゴアテックス(GORE-TEX)の主成分は何か?
ゴアテックスは微細な孔を持つ拡張ポリテトラフルオロエチレン(ePTFE)を中核とした防水透湿素材です。PTFE自体はフッ素樹脂の一種で、固体表面に微細な孔を形成することで水滴は通さず蒸気は通すという特性を実現しています。ジャケットやシューズなどの防水透湿用途で広く使われ、表面にはナイロンやポリエステルなどの生地がラミネートされて仕上げられることが多いです。
Q3 : 一般的なドライクリーニングで長年にわたり広く使われてきた溶剤はどれか?
パークロロエチレン(通称PERC)は、ドライクリーニング業界で長年にわたり広く使用されてきた有機溶剤です。揮発性があり油性汚れに対する洗浄力が高い一方で、環境や健康への懸念から代替溶剤や石油系溶剤、湿式ドライクリーニングなど別の方法が採用されるケースも増えています。多くの国や地域でPERCの使用管理や排出規制が強化されており、クリーニング業界は安全で環境負荷の低い代替技術へ移行を進めています。
Q4 : ピーコートの一般的な素材は何が多いか?
ピーコートは伝統的に厚手のウールを素材として作られてきました。ウールは保温性や耐風性に優れ、海上での寒さや風を防ぐ用途に適しています。ダブルブレストの形状と相まって、短めの丈でも十分な防寒効果を発揮します。現代では混紡素材や機能素材を使うこともありますが、クラシックなピーコートはウールが標準的であり、見た目の重厚感や保温性を重視する場合に選ばれます。
Q5 : ギャバジン(gabardine)の特徴として正しいものはどれか?
ギャバジンは斜文織り(ツイル)で織られることが多く、繊維の撚りや織りの密度により丈夫でしわになりにくい特性を持ちます。元々は防水性を高めるために加工されて使われ、トレンチコートなどの外套に適しています。軽さと耐久性を両立できるため、雨天や風雨に耐える用途に好まれます。伸縮性や高光沢といった特徴は一般的なギャバジンの定義とは異なります。}
Q6 : ピーコートの起源はどの国の海軍に由来するか?
ピーコートは、元々は北ヨーロッパの海軍で着用されていた短めのダブルブレストのウールコートを指し、特にイギリス海軍で広く用いられた歴史があります。厚手のウール素材とダブルボタンの前合わせにより寒冷で荒天の洋上でも保温性と防風性を確保できたため、英海軍の装備として定着しました。その後米海軍などでも採用され一般的になりましたが、起源として最も関連が深いのはイギリス海軍とされています。
Q7 : マッキントッシュ(Macintosh)コートの発明者は誰か?
チャールズ・マッキントッシュは19世紀初頭にゴムを用いた防水方法を考案し、1823年頃にゴムラバーを生地に挟み込むことで雨を通さないコートを作り上げました。これが「マッキントッシュ」として知られるようになり、メーカー名にもなっています。初期のゴムラバーを用いた防水加工は素材のにおいや劣化など課題もありましたが、その後の技術改良で現代のレインコートの基礎となりました。トレンチやギャバジンとは別の防水開発の流れとして歴史的に重要です。
Q8 : ダブルブレストのコートの特徴はどれか?
ダブルブレスト(double-breasted)は前身頃が大きく重なる設計で、ボタンが左右に二列並ぶのが最大の特徴です。重なりが大きいため防風性や保温性が高く、フォーマルな外観を与えます。対してシングルブレストは前合わせが一列で重なりが少なく、よりカジュアルまたはすっきりした印象になります。ダブルブレストは特にピーコートや一部のオーバーコート、テーラードコートで見られるクラシックな仕様です。
Q9 : チェスターコートの特徴として正しいものはどれか?
チェスターコート(チェスターコート)はクラシックなオーバーコートの一種で、一般に膝丈程度の長さがあり、シングルブレストのものが多くフォーマルな場面にも適する落ち着いたシルエットが特徴です。襟はノッチラペルやピークラペルなど様々ですが、全体としてスーツの上から着用できるように設計されており、ビジネスやフォーマルな装いに好適とされます。短丈やフード付きといった仕様は別のタイプのコートに該当します。
Q10 : トレンチコートの防水素材として開発された「ギャバジン」を発明したのは誰か?
トーマス・バーバリーが19世紀後半に開発したギャバジンは、密に織られた斜文織りの生地で、耐久性と防水性を兼ね備える特徴があります。バーバリーは1879年にギャバジンを特許化し、当初は外套や防水服に用いられました。第一次世界大戦で士官用防水コートとして採用され、これがトレンチコートの原型となりました。アクアスカムもトレンチの歴史に関わっていますが、ギャバジン生地の開発者として広く認められているのはトーマス・バーバリーです。これにより軽量で雨風に強い軍用コートが民間に広まり、現在の定番スタイルが確立されました。
まとめ
いかがでしたか? 今回はコートクイズをお送りしました。
皆さんは何問正解できましたか?
今回はコートクイズを出題しました。
ぜひ、ほかのクイズにも挑戦してみてください!
次回のクイズもお楽しみに。