服クイズ – 生地やデザインの歴史と特徴を問う10問
服飾は時代とともに大きく変化し、素材や作り方、デザイン要素には興味深い背景がありますね。このクイズでは、定番の服飾アイテムにまつわる豆知識を10問ご紹介します。ダブルブレストジャケットやデニム、テンセルなど、お気づきの部分もあるかもしれません。ファッションの歴史や特徴に詳しくなれる楽しい内容です。服選びの参考にもなりそうですよ。さあ、さっそく開始しましょう!
Q1 : デニムの色落ち(色移り)が起こりやすい理由は何か?
インディゴ染料は繊維表面に付着する性質が強く、綿繊維の内部に深く浸透して固定されにくい「表面染め(リングダイ)」のような状態になります。そのため摩擦や洗濯で表面に付いた色素が剥がれて他の生地に移りやすく、こすれや汗、湿気で色移りや色落ちが生じます。これがデニム特有の経年変化やヒゲ・ハチのような色落ち表情の原因でもあります。洗濯時は裏返しや単独洗い、冷水・弱い洗濯が推奨されます。
Q2 : 衣服の製図や裁縫でいう「ダーツ」の主な役割は何か?
ダーツは平らな布地に針跡で折り込み・縫い閉じることで余分な布を減らし、身体の曲線(胸、ウエスト、ヒップなど)に合わせて立体的なラインを作る技術です。ウエストやバスト周りに自然なフィットを与えるために用いられ、プリーツやタックとは異なり主に縫い止めて形を固定します。パターンメイキングにおける重要な要素で、シルエットの美しさや着心地に直結します。
Q3 : 「ヨーク」は洋服のどの部分を指すか?
ヨークとはシャツやブラウス、ジャケット、デニムなどに見られる肩や背中上部の切り替えパネルを指します。シャツの上部に付く単独の布片で、体の動きに合わせた形状や強度を与える役割があり、シングルヨーク(1枚仕立て)やスプリットヨーク(中央で分かれる2枚仕立て)などのバリエーションがあります。デザイン上のアクセントや肩のフィット性向上、縫製上の強度確保など実用的な目的もあります。
Q4 : 麻(リネン)の長所として誤っているものはどれか?
リネン(麻)は吸湿性・通気性に優れ、汗を吸って速やかに乾く性質があり、触感はひんやりとして夏衣料に適しています。しかし最大の欠点の一つがシワになりやすい点で、繊維自体が剛性を持つため着用や洗濯でしわが目立ちやすく、家庭での取り扱いもやや難しい素材です。したがって「シワになりにくい」は誤った記述で、むしろシワを味わいとするか、加工や混紡で対処するのが一般的です。
Q5 : テンセル(Tencel)はどの繊維を指すか?
テンセルはオーストリアのレンチング社(Lenzing AG)の登録商標名で、一般にリヨセル(Lyocell)を指します。リヨセルはセルロース系再生繊維の一種で、N-メチルモルホリンN-オキシド(NMMO)などの溶媒を用いる閉ループ工程で生産されるため、比較的環境負荷が低いという特徴があります。肌触りはなめらかで吸湿性や通気性、ドレープ性に優れるため衣料用に広く用いられます。モダールも再生セルロースですが、製法や性質が異なり、テンセル=リヨセルが正確です。
Q6 : ジーンズに最初にリベットを採用したのは誰か?
リベットを使った強化仕様のジーンズは縫製職人ヤコブ・デイビス(Jacob Davis)が考案し、彼は生地の摩耗部分に銅製のリベットを打って補強する方法を用いました。デイビスは資金や流通面で協力を得るためにリーバイ・ストラウスと連携し、両者の名前で1873年にアメリカで特許が認められたのがジーンズの始まりとされています。そのため発明者としてはデイビスが実務的に手掛け、リーバイス社が商業的に普及させたという経緯が正確な理解です。
Q7 : ウールがフェルト化(縮む)する主な原因は何か?
ウールは羊毛由来の動物性たんぱく質繊維で、表面にうろこ状のキューティクル(スケール)を持っています。洗濯機のような強い摩擦や撹拌、熱い水、アルカリ性の洗剤などが作用するとこれらのスケール同士が絡み合い、繊維どうしが互いにロックされて密な構造に変化します。これがフェルト化(縮み)の主因で、意図せず縮ませないためには低温でやさしい手洗いかドライクリーニング、ウール用洗剤の使用やネットを使う等の対策が必要です。
Q8 : ボタンダウンシャツの起源として正しいものはどれか?
ボタンダウンカラーはもともとイギリスのポロ競技で、馬に乗って襟がはためくのを防ぐために襟先を小さなボタンで留めたことに由来するとされています。アメリカではブルックスブラザーズが19世紀末にこのスタイルを紹介して普及させ、スポーティでカジュアルな衿型として広く定着しました。海軍由来や作業着説も混同されがちですが、ポロ起源とブルックスブラザーズによる普及の組み合わせが通説です。
Q9 : サルトリアル(仕立て)の用語で「ラペル」とは何を指すか?
ラペルとはジャケットやコートの襟のうち、前身頃に折り返される部分を指す仕立て用語です。ノッチドラペル(切り返しがあるノッチ)、ピークラペル(先端が尖るもの)、ショールラペル(丸みのあるもの)など形状の違いで名称が分かれ、着用時の印象やフォーマリティ(礼装度)に大きく影響します。ラペルの幅や高さ、ステッチやロールの出し方はテーラリング(仕立て)の重要な要素で、シルエットや顔周りの見え方を左右します。
Q10 : ダブルブレストのスーツの特徴は?
ダブルブレスト(ダブルブレストジャケット)は前合わせに二列のボタンがあり、前身頃が大きく重なって留められるのが最大の特徴です。起源は海軍の制服など機能服に由来し、防寒性とフォーマル感があるためフォーマルな場面で用いられることが多いです。ラペルはピークラペルであることが多く、ボタンの配置は6×2や4×1などのバリエーションがあります。ベントの有無や袖の仕様はブランドや仕立てによって異なりますが、二列ボタンの外観と大きな前の重なりが識別点です。
まとめ
いかがでしたか? 今回は服クイズをお送りしました。
皆さんは何問正解できましたか?
今回は服クイズを出題しました。
ぜひ、ほかのクイズにも挑戦してみてください!
次回のクイズもお楽しみに。