鏡の製作で「裏面銀鏡」と「ファーストサーフェス鏡(前面鏡面)」の主な違いは何か。
一般的な鏡は保護のためガラス基板の裏側に反射層(銀やアルミ)を施した裏面銀鏡が多く、製造が容易で安価です。これに対してファーストサーフェス鏡は反射膜がガラスの前面(入射光に最初に触れる面)にあり、ガラス表面での二重反射や像の位置ズレ、透過による吸収・屈折の影響が排除されるため精密光学に適しています。裏面銀鏡は二重像やゴースト像(一次反射と二次反射)を生じやすく、光学調整や干渉計など高精度を要求される用途ではファーストサーフェス鏡が用いられます。