パソコンに関する基礎知識を問うクイズにチャレンジしてみましょう。コンピューターの構造、OSの違い、プログラミングなど、幅広い分野から10問をご用意しました。初心者の方から上級者の方まで、楽しみながら自分の知識を確認できる内容となっています。クイズを解きながら、パソコンやIT技術についてより深く理解を深めていただければと思います。パソコンの仕組みやさまざまな技術について学びながら、楽しい時間を過ごしていただければ幸いです。
Q1 : git rebase と git merge の主な違いは? rebaseは履歴を圧縮して履歴を消去する rebaseはコミット履歴を直線化(コミットを別のベースに移す)し、mergeはマージコミットを作って分岐を残す mergeはコミットを書き換え、rebaseは常に新しいコミットを作らない 両者に違いはなく、好みで使うだけ
git rebaseはあるブランチのコミット群を別のベース(例えば最新のmain)上に移動させることで歴史を直線化します。これにより履歴が見やすくなる一方で既に共有したコミットをrebaseすると履歴の書き換えが発生するため注意が必要です。一方git mergeは分岐を統合する際にマージコミットを作成して分岐履歴を残す方法で、履歴の改変を伴わないため共同作業では安全とされます。
Q2 : UTF-8 の主な利点はどれか? 可変長でASCIIとの互換性があり、多言語の文字を効率的に扱えること 固定長で2バイト常に使うため処理が高速 UTF-8は16ビット単位でエンコードされる UTF-8はバイト順マーク(BOM)が必須
UTF-8は可変長エンコーディングで、ASCII文字は1バイトで表現されるため既存のASCIIベースのシステムと互換性が高い点が大きな利点です。非ASCII文字は2~4バイトで表現され、多くの言語を効率的に扱えます。UTF-8はバイト順問題がなくBOMは不要でむしろ多くの環境で使わないことが推奨されます。UTF-16のような固定幅ではなく可変長であるため、用途に応じた利点と注意点があります。
Q3 : DNSに関して、ルートゾーンのラベル(ゾーンのアペックス、例: example.comの'@')に設定してはいけないレコードはどれか? NSレコード CNAMEレコード SOAレコード Aレコード
DNSの仕様ではゾーンのアペックス(ルートラベル)はSOAやNSなどの重要なレコードを持つ必要があり、同一ラベルにCNAMEを設定して他のレコードと共存させることは許されません。CNAMEは別名を指すもので、同じ名前に他のレコードがあると矛盾が生じるためです。したがってゾーンルートにCNAMEを置くとSOAやNSと競合するため設定してはいけません。
Q4 : ハイパーバイザーのType 1(ベアメタル型)の特徴は? ホストOS上で動作しアプリケーションと同じレイヤで実行される ユーザ空間で実行される軽量の仮想化 直接ハードウェア上で動作し、ゲストOSを直接管理するため一般に高い性能と隔離性を提供する コンテナ技術の一種でカーネルを共有する
Type 1ハイパーバイザーはベアメタル型と呼ばれ、物理ハードウェア上で直接動作してゲスト仮想マシンを管理します。これによりホストOSを介さないためオーバーヘッドが小さく、性能や隔離性が高いのが特徴です。例としてVMware ESXiやMicrosoft Hyper-V(サーバーモード)などがあります。対してType 2は既存のホストOS上で動作するソフトウェアハイパーバイザーで、構成や互換性の面で簡便性があります。
Q5 : パスワードを安全に保存するために不適切なのはどれか? bcrypt argon2 PBKDF2 単純にMD5でハッシュすること
パスワード保存には遅延性とソルトを備えた鍵導出関数(bcrypt、scrypt、argon2、PBKDF2など)を使うのが標準です。単純なMD5は高速で衝突や辞書・レインボーテーブル攻撃に弱く、ソルトや反復処理がなければ安全性が大きく損なわれます。したがってMD5単独での保存は弱く、現代の実装では避け、可変コストで耐性を高めるアルゴリズムを用いるべきです。
Q6 : Linuxのext4ファイルシステムにおけるジャーナリングモード 'ordered' の特徴は? メタデータとデータを同時にジャーナルに書き込むモード メタデータはジャーナルに記録し、データは実デバイスに先に書き込まれる(データの整合性と性能のバランス) データだけをジャーナルに書き込み、メタデータは書かない ジャーナルを使わず常に完全同期するモード
ext4のジャーナリングには主にwriteback、ordered、journalのモードがあり、orderedモードはメタデータをジャーナルに記録する一方でデータブロック自体は元の場所に先に書き込む方式です。これによりメタデータの整合性は保たれつつ、データの完全なジャーナリングより性能が向上します。writebackはデータ順序を保証せず高速、journalはデータとメタデータ双方をジャーナルに書いて最も安全ですが最も遅い、という違いがあります。
Q7 : RAID 5 で同時に故障してもシステムがデータを復元できるディスク数は? 1台まで 2台まで 故障不可(冗長性なし) ディスクの半数まで
RAID 5は分散パリティを用いるストライピング方式で、パリティ情報により1台のディスク故障までならデータを復元できます。2台同時に故障するとパリティのみでは不足し、データ損失が発生します。リビルド中は性能が低下し、再構築に時間がかかる点も留意が必要です。複数故障耐性を高めたい場合はRAID 6(2重パリティ)やミラーリングの組合せ、あるいはバックアップ運用が推奨されます。
Q8 : TCPの3ウェイハンドシェイクの正しい順序は? SYN -> SYN/ACK -> FIN SYN/ACK -> SYN -> ACK SYN -> SYN/ACK -> ACK ACK -> SYN -> SYN/ACK
TCPのコネクション確立は3ウェイハンドシェイクで行われ、クライアントがSYNフラグ付きパケットを送信して接続要求を開始します。サーバは受けてSYNとACKを併せたSYN/ACKを返し、最後にクライアントがACKを送って確立します。これにより初期シーケンス番号の同期と双方向通信の準備が整います。FINは接続終了に使われ、確立手順とは別です。
Q9 : TLS 1.3で明確に廃止されたものはどれか? AES暗号スイート ECDHE鍵交換 SHA-256ハッシュ関数 RSAの静的(非エフェメラル)鍵交換(鍵交換におけるRSA暗号化)が廃止された
TLS 1.3では前方秘匿性を強制するため、静的なRSA鍵交換や静的DHのような非エフェメラル鍵交換方式が廃止されました。鍵交換は基本的に(EC)DHEのようなエフェメラルなDiffie-Hellman方式が用いられ、これにより過去の通信の盗聴からの保護が向上します。AESやSHA-256自体は適切なモードやハッシュ関数として引き続き使用されますが、鍵交換方式が刷新された点が重要です。
Q10 : IntelのHyper-Threading(HT)は何を指す? 1つの物理コアが複数の論理プロセッサを実装し、並列にスレッドを実行できる技術 複数の物理コアを仮想的に束ねて1つの大きなコアに見せる技術 CPUのキャッシュをコア間で完全に分離する方式 ソフトウェアによってCPUクロックを可変にする技術
Hyper-ThreadingはIntelが実装する同時マルチスレッディング(SMT)の一例で、1つの物理コアが複数の論理プロセッサ(通常は2つ)としてOSに見えるようにする技術です。物理コア内の演算ユニットやキャッシュなどの資源を共有しつつ、命令パイプラインの空きを埋めることでスループットを向上させます。負荷の種類によっては性能向上が限定的である一方、マルチスレッド処理では効率的にリソースを使えます。なお、物理的なコア数そのものを増やす技術とは異なります。
まとめ
いかがでしたか? 今回はパソコンクイズをお送りしました。
皆さんは何問正解できましたか?
今回はパソコンクイズを出題しました。
ぜひ、ほかのクイズにも挑戦してみてください!
次回のクイズもお楽しみに。