ソシュール的記号論における「能記(signifiant)」と「所記(signifié)」の関係について正しい説明はどれか?
ソシュールの記号論では、記号は能記(signifiant:音声・文字の表現面)と所記(signifié:その概念的内容)から成り立ち、両者の結びつきは本質的に恣意的(arbitrary)であるとされます。意味は個々の記号が他の記号とどのような差異を持つかによって生じるため、単独の語や形態がそれ自体で固定的な意味を持つわけではありません。記号体系内の関係性と差異が意味生産の中心にある点が重要です。