レゲエはジャマイカ発祥のポピュラー音楽ジャンルで、その源流は1960年代初頭のスカやロックステディなどに遡ります。本クイズでは、レゲエの歴史や代表的アーティスト、楽器やテクノロジーなど、レゲエ文化の様々な側面について出題します。レゲエの魂を感じられるよう、ジャマイカの音楽文化に精通した読者の皆さんにお楽しみいただければと思います。音楽好きなら誰もが一度は耳にしたことがあるレゲエの世界を、クイズを通して深く掘り下げていきましょう。
Q1 : ジャマイカ映画『The Harder They Come』(1972年)で主演を務め、サウンドトラックを通じて国際的に知られるようになったシンガーは誰か? ボブ・マーリー トゥーツ・ヒバート デズモンド・デッカー ジミー・クリフ
『The Harder They Come』は1972年のジャマイカ映画で、主演はジミー・クリフ(Jimmy Cliff)です。映画とそのサウンドトラックはジャマイカの大衆文化とレゲエのメッセージを世界に伝える役割を果たし、ジミー・クリフ自身もこの作品を通じて国際的な知名度を得ました。サウンドトラックには強い社会的テーマや生々しいジャマイカの現実が反映され、レゲエの普及に大きく貢献しました。
Q2 : ("'Real Rock'と呼ばれる有名なリディムを制作したレーベル/スタジオはどれか?" スタジオ・ワン(Studio One) トレジャー・アイル(Treasure Isle) トロージャン(Trojan) アイランド(Island)
'Real Rock'はStudio Oneから生まれた代表的なリディムの一つで、多数のヴァージョンやカバーが生まれたことで知られています。Studio Oneはクレメント・“コクソン”・ドッドが主導したレーベルで、ハウスバンドによる演奏を基に多くのクラシック・リディムを制作しました。Real Rockはその豊かなベースラインと繰り返し利用されるフレーズにより、幅広い歌手やトースターに采配され、ジャマイカ音楽における定番リディムとなりました。
Q3 : レゲエの歌詞や文化に強い影響を与え、ハイレ・セラシエ皇帝への信仰を特色とする宗教運動は次のうちどれか? カトリック ラスタファリ メソジスト ヒンドゥー
ラスタファリ運動(Rastafari)は20世紀前半にジャマイカで発祥し、ハイレ・セラシエ(エチオピア皇帝)を精神的指導者として敬う信仰や、アフリカ回帰・解放の思想、イタル食(自然食)などを特徴とします。ボブ・マーリーをはじめ多くのレゲエ・アーティストはラスタファリの世界観を歌詞やライフスタイルに取り入れ、社会的・宗教的メッセージを世界へ発信しました。ラスタの象徴や言語表現はレゲエ文化と不可分の関係にあります。
Q4 : アウグストゥス・パブロ(Augustus Pablo)が演奏で特に知られている楽器はどれか? トランペット ギター メロディカ サクソフォン
アウグストゥス・パブロはメロディカ(鍵盤ハーモニカ)を用いた独特のサウンドで知られるジャマイカのミュージシャン兼プロデューサーです。メロディカの哀愁ある音色を前面に出した演奏はダブやルーツ・レゲエの楽曲に新たな表情を与え、『East of the River Nile』などの作品で国際的にも高い評価を受けました。彼のアプローチはメロディカをレゲエ音楽に定着させるきっかけともなりました。
Q5 : ダブの技術を確立し、ミキシング・コンソールを“楽器”として使い始めたことで知られる人物は次のうち誰か? リー・スクラッチ・ペリー スライ・ダンバー ロビー・シェイクスピア キング・タビー(King Tubby)
キング・タビー(本名オズボーン・ラドック/Osbourne Ruddock)は、1960〜70年代にかけてダブの技法を確立したエンジニア/プロデューサーです。タビーはミキシング・コンソールを駆使してボーカルを抜いたり、エコーやリバーブ、フェーダー操作で曲を大幅に変容させる手法を発展させ、ダブというスタイルを音楽的に完成させました。彼のスタジオでの実験は後続のプロデューサーやエンジニアに多大な影響を与えています。
Q6 : レゲエの直接の前身とされ、1960年代初頭に短期間流行したジャマイカの音楽ジャンルはどれか? スカ ロックステディ カリプソ メント
ロックステディは1960年代中頃にジャマイカでスカから発展したテンポの遅いスタイルで、短期間ながらレゲエの直接の前身と見なされています。スカは速いビートとブラス主体の編成が特徴なのに対し、ロックステディはベースラインやハーモニーが強調され、歌唱やスローなグルーヴに重心が移りました。アルトン・エリスやザ・パラゴンズなどがロックステディ期を代表するアーティストであり、この時期に確立されたリズムや演奏法が後のレゲエに受け継がれました。したがって、レゲエの直接の前身として正しいのは「ロックステディ」です。
Q7 : レゲエのダブ/実験的プロダクションで特に有名で、『ブラック・アーク』スタジオを運営したことで知られるプロデューサーは誰か? リー・スクラッチ・ペリー クレメント・コクソン・ドッド クリス・ブラックウェル クリーブ・チン
リー・スクラッチ・ペリー(Lee 'Scratch' Perry)は、ジャマイカのプロデューサー/エンジニアで、70年代を中心に独創的なダブ処理やサウンド・エフェクト、ミキシングで知られます。彼のブラック・アーク・スタジオでは多くの実験的な録音が行われ、リズムやボーカルの抜き差し、エコーやリバーブの多用など、ダブの手法を芸術的に昇華させました。ジャマイカ国内外のアーティストと仕事をし、The Upsettersなどの作品を通じてレゲエ/ダブの発展に大きな影響を与えました。
Q8 : 1985年に発表され、デジタル・ダンスホール時代の幕開けを象徴するとされるリディム(音の骨格)はどれか? スレンテン(Sleng Teng) ステイラッグ(Stalag) リアル・ロック(Real Rock) キングストン・ロック
'Under Mi Sleng Teng'に代表されるスレンテン・リディムは、1985年にWayne Smithがリリースした曲で、シンセサイザーのプリセットを基にしたデジタル・リディムが使用されました。これによりアナログ主体だったジャマイカ音楽にデジタル機材が急速に導入され、ダンスホールの音作りが大きく変化しました。キング・ジャミー(King Jammy)がプロデュースに関与したことも有名で、その後の多くのデジタル・リディムやダンスホールのフォーマットに大きな影響を与えました。
Q9 : 名門レーベル/スタジオ「Studio One」を創設し、多数の重要なリディムとアーティストを輩出した人物は誰か? リー・スクラッチ・ペリー デューク・リード クリス・ブラックウェル クレメント・“コクソン”・ドッド
Studio Oneはジャマイカ音楽史において最も影響力のあるレーベルの一つで、創設者はクレメント・“コクソン”・ドッド(Clement 'Coxsone' Dodd)です。コクソンは数多くのセッションを取りまとめ、サウンド・ディメンションなどのハウスバンドと共に多数のリディムを生み出しました。Studio Oneからはボブ・マーリー&ザ・ウェイラーズ、アルトン・エリス、トゥーツ・ヒバートら多くのスターが輩出され、Real Rock"等のリディムは後続の作品に幅広く利用されるなど、ジャマイカ音楽の基礎を築きました。"
Q10 : ボブ・マーリーが代表作として知られるアルバム『Exodus』がリリースされた年は次のうちどれか? 1975年 1977年 1979年 1981年
ボブ・マーリー&ザ・ウェイラーズのアルバム『Exodus』は1977年にリリースされました。このアルバムは1976年の暗殺未遂事件後にロンドンで制作され、タイトル曲「Exodus」をはじめ「Jamming」「Waiting in Vain」などを含みます。政治的・社会的メッセージとスピリチュアルな要素が混在した内容で、国際的な評価を高め、マーリーの名声を確立した重要作とされています。
まとめ
いかがでしたか? 今回はレゲエクイズをお送りしました。
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今回はレゲエクイズを出題しました。
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次回のクイズもお楽しみに。