富士山の標高は3776メートルを正式な数値として、長年にわたって広く採用されています。その一方で、世界最高峰のエベレストは、2020年の合意により8848.86メートルと微修正された新しい公式値が示されています。登山に役立つピッケルの使い方やアプローチシューズの特徴、雪崩の危険因子、望ましい行動食の条件など、登山に関する知識を問うクイズ10問を収録しました。日本の主要山岳地帯における各山の特徴や標高など、登山を愛好する方なら知っておきたい基本情報を網羅しています。登山の経験と知識を深めるのに役立つクイズコーナーをお楽しみください。
Q1 : スイスのツェルマット近郊で象徴的な山として知られる、尖った形の山はどれか?
ツェルマット(スイス)で象徴的な尖った姿を見せるのはマッターホルン(Matterhorn)です。標高は約4478メートルで、アルプスを代表する山の一つとして世界的に知られています。特に北壁の険しさと整った三角形の稜線が観光写真や登山史で有名で、ツェルマットの町からの眺めが人気の理由です。登頂は技術を要し、気象条件による危険も大きいため経験者向けの山とされています。
Q2 : 雪崩が発生しやすくなる条件として最も関係が深いのは次のうちどれか?
雪崩は単一の要因で起こることは少なく、特に急斜面と雪層の弱い層(弱層)が存在することが発生に直結します。新雪や降雪後の負荷、急激な気温上昇、風による雪庇形成、人為的なトリガーなどが加わると、弱層上で滑りやすくなり大規模な雪崩に発展します。したがって雪崩危険評価では斜度、雪層剥離試験、降雪履歴、気温変化、風の影響などの総合的な判断が必要になります。
Q3 : 登山で携行する行動食(行動中に食べる食料)の望ましい特徴はどれか?
行動食は行動中に素早くエネルギー補給できることが重要で、小分けされていて取り出しやすく、エネルギー密度が高く軽量、消化に良い炭水化物や一部脂質を含むものが望ましいです。例としてエネルギーバー、ナッツ、ドライフルーツ、チョコレート、ジェルなどが挙げられます。休憩時間が短い場合でも手早く摂取できること、温度変化で固化しにくいものを選ぶことも実用上のポイントです。
Q4 : 日本のヤマビル(山蛭)はどのような環境で活動しやすいか?
ヤマビルは湿度の高い森林地帯や落葉や下草の多い場所を好み、一般に春から秋にかけて気温が上がり湿度が高い条件で活発になります。特に梅雨時や雨上がり、気温が比較的温暖な時期に接触の機会が増えます。対策としては長靴や防水ソックスの着用、肌の露出を避ける、防虫スプレーや市販の忌避剤を使う、登山後に衣服や靴をよく点検する等が推奨されます。
Q5 : 穂高連峰(北アルプス)における主峰は次のうちどれか?
穂高連峰(ほたかれんぽう)の主峰とされるのは奥穂高岳(おくほたかだけ)で、標高は約3190メートルです。穂高連峰は北アルプス(飛騨山脈)に位置し、奥穂高岳は連峰の中でも標高が高く、登山ルートや稜線歩き、岳沢や槍ヶ岳方面への縦走といった魅力的な山行が可能です。難易度の高い岩稜帯や変わりやすい天候があるため、経験や装備、計画が重要になります。
Q6 : 富士山の公式標高は次のうちどれか?
富士山の公式標高は3776メートルです。この標高は日本の気象庁や国土地理院などの公的機関でも広く採用されており、長年にわたり同じ値が用いられてきました。2014年に測量法が改定されたり、2013年の火山活動後の変化が議論されることはありましたが、現在も一般に受け入れられている標高は3776mであり、観光案内や登山ガイドブックでもこの数値が用いられています。測量や地殻変動により将来にわたって微調整される可能性はありますが、現時点での標準的な数値は3776メートルです。
Q7 : エベレスト(サガルマータ)の公表されている標高(2020年以降の合意値)はどれか?
エベレストの標高については長年議論がありましたが、ネパールと中国(中華人民共和国)は2020年に共同発表を行い、海抜8848.86メートルが公式値として合意されました。これは従来広く用いられてきた8848mに微修正を加えた値で、氷や雪の厚さ、測量技術の差異、地殻変動などを考慮した結果とされています。なお過去には8850mに近い報告や8611mといった誤った数値も出回りましたが、現在の国際的な参照値は8848.86mです。
Q8 : ピッケル(アイスアックス)の登山での主な役割は次のうちどれか?
ピッケル(アイスアックス)は雪山や冬山で用いる基本的装備で、最も重要な用途の一つがセルフ・アレスト(滑落停止)です。滑落を始めた際にピッケルで斜面に刃やシャフトを刺して体を止める技術は命を守る上で基本中の基本となります。もちろんバランスを取る、積雪の掘削、サポートとして用いるといった多用途性もありますが、セルフアレストのための形状と使い方が重視されます。適切なサイズと持ち方、訓練が不可欠です。
Q9 : 登山用の『アプローチシューズ』の特徴として最も適切なのはどれか?
アプローチシューズはハイキングシューズとクライミングシューズの中間に位置する装備で、防水性やグリップ性に優れたラバーソールを持ち、岩場の取り付きや簡単なスクランブル(手を使う岩場歩行)にも対応できる設計になっています。軽量で柔軟性があるため長いアプローチ(登山口からクライミング取り付きまでの道程)に適し、アイゼンを装着する本格的な雪山や両足が固定されるクライミングには向きませんが、多目的に使えるのが特徴です。
Q10 : 日本で富士山に次いで高い山のうち、北岳の標高は次のどれか?
北岳(きただけ)は日本で富士山に次いで高い山で、その標高は3193メートルです。南アルプス(赤石山脈)に属し、山岳ファンや登山者の間では厳しい登りと変化に富んだ景観で知られています。北岳は高山植物や稜線歩きの魅力もあり、日本百名山の一つとして多くの登山者に親しまれています。標高は国土地理院のデータに基づく公的な数値で、ガイドブックや地図でもこの3193mが用いられています。
まとめ
いかがでしたか? 今回は登山クイズをお送りしました。
皆さんは何問正解できましたか?
今回は登山クイズを出題しました。
ぜひ、ほかのクイズにも挑戦してみてください!
次回のクイズもお楽しみに。