“パラグアイは南米内陸国として知られる国ですが、その歴史、言語、文化、自然など、多くの魅力に溢れています。本クイズでは、そんなパラグアイの首都や公用語、通貨、歴史上の戦争、伝統的な飲み物、隣接国、行政区分など、様々な側面についての知識を問います。パラグアイの姿を様々な角度から探ってみましょう。”
Q1 : パラグアイは何の行政区分に分かれているか(州や県に相当する数)?
パラグアイは行政的に17の県(departamentos)に分かれています。これらの県は国内の地方行政の基本単位であり、それぞれ知事や地方自治体を持ちます。首都アスンシオンは別扱いの首都特別区(自治市)として位置づけられ、県とは別の行政区画となっています。中央県(Central)など人口や経済活動が集中する地域もあり、国内の行政・統治において重要な役割を担っています。
Q2 : パラグアイがスペインから独立を宣言したのはいつか?
パラグアイは1811年の5月14日から15日にかけて独立を達成しました。独立運動は地元の指導者たちによるもので、当時の植民地支配から脱却して自主的な政権を樹立するための会議や行動が行われました。この出来事は国家成立の重要な節目とされ、毎年5月14〜15日は独立記念日に関連する行事や祝賀が行われます。独立後の国家建設や外交の歩みが始まりました。
Q3 : 1864〜1870年に行われ、パラグアイがアルゼンチン・ブラジル・ウルグアイと戦った戦争は何と呼ばれるか?
1864年から1870年にかけて行われた戦争は「三国同盟戦争(パラグアイ戦争)」と呼ばれます。パラグアイはアルゼンチン、ブラジル、ウルグアイの連合(同盟)と戦い、戦闘は国内の大規模な被害と人口減少を招きました。戦争は地域の勢力均衡を大きく変え、戦後の国境や政治、経済に深刻な影響を残しました。歴史的にも南米で最も壊滅的な戦争の一つとされています。
Q4 : パラグアイで冷たいマテ茶を氷や冷水で飲む伝統的な飲み物は何か?
テレレ(tereré)はパラグアイで特に一般的な冷たいマテ飲料で、乾燥したマテ(イェルバ・マテ)に冷水や氷、時には薬草やフルーツを加えて飲むものです。暑い気候の国でリフレッシュのために広く親しまれており、地域社会での交流やもてなしの場面でも重要です。アルゼンチン北部やブラジルの一部でも類似の習慣が見られますが、パラグアイでは特に文化的に定着しています。
Q5 : パラグアイが接している国々の組み合わせとして正しいものはどれか?
パラグアイは海に面していない内陸国で、国境を接しているのはアルゼンチン、ブラジル、ボリビアの三か国です。東側と北東側はブラジル、南側と南西側はアルゼンチン、北西側はボリビアと接し、これらの隣接関係は貿易や交通、歴史的な関係に大きな影響を与えています。ウルグアイやチリ、ペルーとは国境を接していません。
Q6 : パラグアイとボリビアがグランチャコ地方を巡って戦ったチャコ戦争はおおむね何年に行われたか?
チャコ戦争はパラグアイとボリビアの間で1932年から1935年にかけて行われた紛争で、主にグランチャコ(Gran Chaco)と呼ばれる地域の領有を巡る争いが原因でした。戦闘は厳しい自然環境と補給の問題により多くの犠牲を生み、最終的には停戦とその後の国際的な仲裁によって領域の帰属の一部が決定され、パラグアイが多くの地域を獲得しました。
Q7 : パラグアイの首都はどれか?
アスンシオン(Asunción)はパラグアイの首都であり最大の都市です。1537年にスペイン人入植者によって設立され、パラグアイ川の西岸に位置します。政治・経済・文化の中心地であり、国の行政機関や大使館の多くが置かれています。市域と周辺の都市圏を含めた人口も国内で最も多く、国内交通や商業のハブとして重要な役割を果たしています。首都は行政的には首都特別区として扱われる点も特徴です。
Q8 : パラグアイの公用語はどれか?
パラグアイの公用語はスペイン語とグアラニー語の二つです。グアラニー語は先住民族の言語であり、植民地時代以降も広く住民に使われ続け、現在では日常生活で広く用いられています。憲法や法制度でもスペイン語とグアラニー語が公的に認められており、教育や行政の場でも両言語が重要な役割を持ちます。観光や文化面でもグアラニー文化は国のアイデンティティの一部です。
Q9 : パラグアイの通貨単位はどれか?
パラグアイの通貨はグアラニー(Guaraní)で、通貨コードはPYGです。名称は先住民族グアラニーに由来しており、硬貨や紙幣が流通しています。国内の取引や物価表示は主にグアラニーで行われ、観光客向けには米ドルも一部で受け入れられることがありますが、日常の決済通貨はグアラニーが基本です。経済や金融統計でもグアラニー建てで表されます。
Q10 : 世界最大級の水力発電所の一つ、イタイプー発電所はどの川に建設されているか?
イタイプー(Itaipú)発電所はパラナ川(Paraná River)に位置し、パラグアイとブラジルが共同で建設・運営する大規模な水力発電所です。場所はシウダ・デル・エステ近郊で、両国間の国境を流れるパラナ川にダムが築かれています。発電能力と年間発電量が非常に大きく、両国の電力供給にとって重要な役割を担っており、国際的にも注目される施設です。
まとめ
いかがでしたか? 今回はパラグアイクイズをお送りしました。
皆さんは何問正解できましたか?
今回はパラグアイクイズを出題しました。
ぜひ、ほかのクイズにも挑戦してみてください!
次回のクイズもお楽しみに。