コスタリカは中米で最も平和で豊かな国の一つです。首都のサンホセを中心に発展し、常備軍を持たず教育や医療に力を注いでいます。通貨はコロンで、国鳥のヤイギーロや国樹のグアナカステも有名です。チリポ山や国立公園のコルコバードなど、自然豊かな景観も魅力の一つです。コスタリカは中米を代表する政治的・経済的安定国として知られており、独立から200年を迎える歴史ある国です。
Q1 : コスタリカがスペインから独立した日はいつか?
コスタリカはスペインからの独立を1821年に迎え、中央アメリカ諸国と同様に9月15日が独立記念日として祝われます。この日はメキシコ湾岸から中米にかけて独立を宣言した歴史的経緯に連なるもので、全国で式典やパレード、文化行事が行われます。独立の日付は中米地域全体の共通記念日になっており、コスタリカでも国旗掲揚や学校行事などを通じて民族の歴史と自治の重要性が再確認されます。
Q2 : コスタリカの国樹はどれか?
コスタリカの国樹はグアナカステ(学名Enterolobium cyclocarpum)で、現地では大きな広い樹冠を持つことから風景の象徴となっています。主に熱帯低地で見られ、地域の生態系や牧草地の陰を作る重要な存在です。グアナカステの大きな豆果や葉、広がる樹形は文化的にも馴染みが深く、国の自然遺産や景観を象徴するものとして扱われています。保全や植林の対象にもなっており、伝統と自然の結びつきを示す樹木です。
Q3 : コスタリカで最も高い山はどれか?
コスタリカで最も高い山はチリポ山(Cerro Chirripó)で、標高は約3819メートルとされています。チリポ山は内陸の山地に位置し、多様な気候帯と植生を持つため登山者に人気があります。山頂付近からは太平洋側と大西洋側の両方の海が見えるとされることもあり、雲霧林や高山草原など生態系の移り変わりを体験できるのが特徴です。保護区域や登山ルートが整備され、自然保護とエコツーリズムの重要拠点になっています。
Q4 : コスタリカの行政区分で州(プロビンシア)の数はいくつか?
コスタリカの行政区分は7つの州(プロビンシア)に分かれており、それぞれSan José、Alajuela、Cartago、Heredia、Guanacaste、Puntarenas、Limónという名称です。これらの州はさらに県や地区に細分されています。州ごとに地理的特徴や経済活動が異なり、例としてGuanacasteは乾季が長く観光地として有名、Limónはカリブ海沿岸で港湾やバナナ生産が盛ん、San Joséは首都圏として行政や商業の中心を担う、といった地域性があります。
Q5 : コスタリカの国鳥は次のうちどれか?
コスタリカの国鳥はヤイギーロ(学名Turdus grayi、英名Clay-coloured Thrush)で、スペイン語では“yigüirro”と呼ばれることが多いです。ヤイギーロはツグミ科に属する鳥で、比較的地味な羽色ながらもその鳴き声が特徴的で、雨季に鳴く様子が人々に親しまれ文化的にも重要な存在です。コスタリカでは身近な鳥として都市部や森林で見られ、国民の間で広く愛される象徴的な存在となっています。
Q6 : コスタリカで広く使われる挨拶で「純粋な生活」を意味するフレーズはどれか?
「Pura vida」はコスタリカで日常的に使われるフレーズで、直訳すると「純粋な生活」や「ピュアな人生」といった意味合いになりますが、挨拶や感謝、相手の様子を問う表現、肯定の返答など幅広い場面で使われます。観光プロモーションにも多用され、コスタリカのライフスタイルや価値観、自然との共生、穏やかな暮らしぶりを象徴する言葉として国内外で認知されています。
Q7 : コスタリカの国立公園で、オサ半島にあり高い生物多様性で知られるのはどれか?
コルコバード国立公園はコスタリカ南部のオサ半島に位置し、陸海ともに極めて高い生物多様性を持つことで知られています。熱帯雨林や海岸線、マングローブなど多様な生息地が連続し、多数の哺乳類、鳥類、爬虫類、両生類、昆虫が確認されています。保護区としての重要性が高く、絶滅危惧種や固有種の保全の観点から国際的にも注目されています。アクセスは限られるものの、エコツーリズムの目的地として人気があります。
Q8 : コスタリカの首都はどれか?
サンホセはコスタリカの首都であり、政治・経済・文化の中心地です。豊かな公共施設や大学、劇場、美術館が集中しており、国の政府機関や外交通商の機能が集まっています。歴史的には19世紀から都市化が進み、国内最大級の都市圏を形成しているため、国内外からの訪問者や在住外国人も多く、観光やサービス産業が重要な役割を占めています。気候は温暖で山間部の景観も近く、国内旅行の拠点にもなっています。
Q9 : コスタリカの通貨単位はどれか?
コスタリカの通貨はコロン(colón)で、通貨単位は英語でCosta Rican colón、記号は一般に「₡」で表されます。名称はクリストバル・コロン(コロンブス)に由来しており、20世紀を通じて国内取引や価格表示に使われてきました。観光業の影響で米ドルも一部で流通しますが、公式な国内通貨としてはコロンが基本であり、紙幣と硬貨が発行されています。為替や物価の変動により日常的に両通貨が併用される場面もあります。
Q10 : コスタリカが常備軍を廃止した年はどれか?
コスタリカは1948年の内戦後に常備軍を廃止しました。内戦を終結させた指導者ホセ・フィゲーレスらの決定により軍隊が解体され、その後1949年に新憲法が採択されるなどして、国家は軍事組織を持たない方針を取るに至りました。軍の廃止によって防衛関連の予算を教育や保健、社会福祉に振り向ける政策が進められ、以後コスタリカは中米における政治的安定や平和主義の象徴とされ、国際的にも軍を有しない国家として知られています。
まとめ
いかがでしたか? 今回はコスタリカクイズをお送りしました。
皆さんは何問正解できましたか?
今回はコスタリカクイズを出題しました。
ぜひ、ほかのクイズにも挑戦してみてください!
次回のクイズもお楽しみに。