モロッコは、北アフリカに位置する魅力的な国です。古代からの歴史遺産、多様な文化、そして美しい自然景観が特徴的です。本クイズでは、モロッコの首都やベストセラーの都市、有名な山、公用語、独立年、世界遺産、国王など、さまざまな側面について出題します。モロッコの魅力を感じていただけるよう、楽しみながらも知識を深めていただければと思います。ぜひ最後までお楽しみください。
Q1 : “青い街”として観光名所になっている、リフ山地にある街はどれか。 マラケシュ シャウエン(シェフシャウエン) カサブランカ タンジェ(タンジール)
シャウエン(シェフシャウエン)は北部リフ山地に位置する小都市で、町全体が青い外壁で彩られていることで知られています。20世紀半ばから青く塗られるようになったとされ、観光名所として人気が高いです。狭い路地や伝統的な建築、地元の手工芸品店が並び、写真映えする街並みと山岳風景が訪問者を惹きつけます。地理的にスペインに近いことから文化的影響も見られます。
Q2 : 世界遺産にも登録されている、映画ロケ地としても有名な南部の土造りの集落はどれか。 ワルザザートの旧市街 フェズの旧市街(メディナ) アイト・ベン・ハッドゥ(Ksar of Ait-Ben-Haddou) メクネスの歴史地区
アイト・ベン・ハッドゥ(Ksar of Ait-Ben-Haddou)は、南モロッコの古い城塞集落(クサール)で、伝統的な土壁の建築が特徴です。1987年にユネスコの世界遺産に登録され、多くの映画やテレビのロケ地としても使われてきました。オアシス交易の歴史的拠点として栄え、保存状態の良い建造物群と周辺の風景が観光資源となっています。
Q3 : 現在のモロッコ国王は誰か(2025年時点)。 ハッサン2世 ムハンマド5世 ユースフ ムハンマド6世(モハメッド6世)
2025年時点でのモロッコ国王はムハンマド6世(Mohammed VI)です。1999年に父王ハッサン2世の死去に伴い即位し、以後経済改革やインフラ整備、社会政策の改善を進めてきました。王室は政治的影響力を持ちつつも、近年は経済振興や社会安定のための改革に焦点を当てており、国内外で重要な役割を果たしています。
Q4 : モロッコの伝統的な代表的料理で、週末の家族の食事としても広く親しまれている主菜はどれか。 クスクス タパス パエリア ピラフ
クスクスはモロッコを含むマグレブ地域で伝統的に食べられている主食で、蒸した小麦の粒に煮込み(肉や野菜)をかけて食べる料理です。特に金曜などの家族が集まる日に食べられることが多く、地域や家庭ごとに具材やスパイスの使い方が異なります。国民食とされることもあり、文化的・社会的な役割も大きく、国内外でモロッコ料理の代表として知られています。
Q5 : モロッコの通貨単位はどれか。 ユーロ 米ドル モロッコ・フラン モロッコ・ディルハム
モロッコの通貨はモロッコ・ディルハム(Moroccan dirham, 略称:MAD)で、1960年代以降に導入されました。紙幣と硬貨が流通しており、外貨に対する管理や為替政策は中央銀行(Bank Al-Maghrib)が主管しています。観光や輸出入の場面ではユーロや米ドルも広く利用されますが、国内での決済はディルハムが基本です。両替やクレジットカード利用時の手数料や換算レートに注意が必要です。
Q6 : モロッコで2011年の憲法改正により公式言語として明記された言語の組み合わせはどれか。 アラビア語とアマジーグ語(ベルベル語) フランス語のみ スペイン語とフランス語 アラビア語のみ
2011年の憲法改正により、モロッコではアラビア語に加えてアマジーグ語(一般にベルベル語と呼ばれる)が公式言語として明記されました。これにより、アマジーグ語の文化的・教育的地位が強化され、地方行政や教育における言語政策にも影響を与えました。ただし、フランス語は依然として行政、ビジネス、教育の場で広く使用されており、実用面では重要な役割を保持しています。
Q7 : モロッコがフランスの保護領から独立した年はいつか。 1945年 1956年 1962年 1975年
モロッコは1956年にフランスから独立しました。第二次世界大戦後の民族自決の潮流や国内外の政治的圧力を背景に、同年3月にフランスとの間で主権回復が合意され、独立が実現しました。同年にはスペイン保護領地の地位を巡る問題もあり、モロッコの領土と主権回復には複雑な経緯が伴いましたが、1956年は近代国家としての独立の重要な節目です。
Q8 : モロッコ国内で最も高い山はどれか。 アトラス山脈 リフ山脈 トゥブカル山(ジェベル・トゥブカル) アンチ・アトラス山脈
ジェベル・トゥブカル(Jebel Toubkal)はモロッコ及び北アフリカで最も高い山で、標高は約4,167メートルです。アトラス山脈の一部に位置し、登山やトレッキングの人気地となっています。気候帯の変化が激しく、山麓ではベルベル(アマジーグ)文化が色濃く残っている点でも知られます。観光客はイムリル村などを拠点に登山に挑むことが多いです。
Q9 : モロッコで最も人口が多く経済的中心となっている都市はどれか。 ラバト カサブランカ メクネス アガディール
カサブランカはモロッコ最大の都市で、同国の経済・商業の中心地です。大西洋に面した大規模な港を持ち、工業や金融、国際貿易の拠点となっています。有名なハッサン2世モスクなどのランドマークがあり、人口・インフラ面で国内最大級です。首都ラバトは政治の中心ですが、経済活動の集積はカサブランカに集中しています。
Q10 : モロッコの首都はどれか。 ラバト カサブランカ マラケシュ フェズ
ラバトはモロッコの政治的・行政的な首都であり、王宮や政府機関が所在します。大西洋沿岸に位置し、歴史的にはローマ時代からの遺構やイスラム時代の要素が混在します。近代的な都市計画はフランス保護領時代に整備され、カスバ・ウダイヤなどの観光名所もあるため、政治・文化・観光の中心としての役割を果たしています。人口規模ではカサブランカより小さいものの、国家の中枢が集まる都市です。
まとめ
いかがでしたか? 今回はモロッコクイズをお送りしました。
皆さんは何問正解できましたか?
今回はモロッコクイズを出題しました。
ぜひ、ほかのクイズにも挑戦してみてください!
次回のクイズもお楽しみに。