スイスの中立は長い歴史を持ちますが、国際的にその永世中立が明確に認められたのは1815年のウィーン会議(Congress of Vienna)の時です。この会議で列国はスイスの中立を承認し、以後スイスは国際紛争における中立政策を維持してきました。第一次・第二次世界大戦を通じても軍事的中立を堅持し、国際的な仲介や人道支援の立場を取ることが多いことが特徴です。
Q2 : 面積でスイス国内で最大の湖(全体面積において)はどれか?
スイス内で最大の面積を持つ湖はレマン湖(Lac Léman / Lake Geneva)で、面積は約580平方キロメートルに及びます。レマン湖はスイスとフランスの国境にまたがる湖で、ジュネーヴやローザンヌなどの都市が湖畔に位置します。スイス領内の湖として最大である一方、国境共有湖である点に注意が必要です。他の湖も美しく観光地として有名ですが、面積ではレマン湖が最大です。
Q3 : SBBはスイスの主要な鉄道事業体を指す略称だが、SBBはドイツ語で何の略か?
SBBはドイツ語でSchweizerische Bundesbahnen(直訳:スイス連邦鉄道)の略称であり、英語ではSwiss Federal Railwaysと表記されます。スイスの鉄道網を運営する主要事業体であり、略称はドイツ語(SBB)、フランス語(CFF:Chemins de fer fédéraux)、イタリア語(FFS:Ferrovie federali svizzere)の3言語で用いられます。国際的な輸送や国内輸送の中核を担い、時刻表の正確さでも高く評価されています。
国連欧州本部(United Nations Office at Geneva:UNOG)や世界保健機関(WHO)、国際労働機関(ILO)、難民高等弁務官事務所(UNHCR)など、多くの国際機関がジュネーヴに拠点を置いています。ジュネーヴは国際都市として外交・人道・保健分野で重要な役割を担っており、国際会議や交渉の場として長く機能してきました。中立性を保持するスイスの立場が国際機関の集積につながっています。