正解はイングランド銀行(Bank of England)です。イングランド銀行はイングランドおよびウェールズで流通する法定紙幣の発行機関であり、当該地域では同行の発行する紙幣が法的に広く受け入れられています。スコットランドや北アイルランドではそれぞれの銀行が独自に紙幣を発行する慣行がありますが、法的地位や受け入れ範囲は地域によって異なります。イングランド銀行は中央銀行として金融政策の運営や金融システムの安定化にも関与しています。
正解は1800年の合同法(Acts of Union 1800)です。1707年の合同法はイングランド王国とスコットランド王国を合併してグレートブリテン王国を成立させましたが、1800年の合同法はグレートブリテン王国とアイルランド王国を合併して1801年1月1日にグレートブリテン及びアイルランド連合王国を成立させたものです。これにより両国の議会が統合され、政治的・経済的結合が進められました。1920年のアイルランド政府法や後の1919–1921年の独立運動によってアイルランドの地位はさらに変化しますが、1800年の合同法が1801年の連合成立の法的根拠です。
正解はヘイスティングズの戦い(Battle of Hastings)です。1066年10月14日に行われたこの戦いで、ノルマンディー公ウィリアム(後のウィリアム1世)がイングランド王ハロルド2世を破り、イングランドの支配を確立しました。この勝利によりノルマン人による政治・社会・法制度の変革が進み、封建制度の導入や土地所有の再編、語彙や文化面での影響など長期的な変化をイングランドにもたらしました。スタムフォード・ブリッジは同年の別の戦闘であり、ノルウェー勢との戦いでしたが、ヘイスティングズが決定的でした。
Q7 : イギリスクイズ:イギリスの国会(Parliament)が所在する都市はどれか?
正解はロンドンです。イギリスの国会(ウェストミンスターの議会、House of CommonsとHouse of Lords)はロンドンに所在しており、具体的にはウェストミンスター宮殿(Palace of Westminster)を中心に活動しています。スコットランド、ウェールズ、北アイルランドにはそれぞれ議会や自治機関がありますが、連合王国全体を代表する立法機関としての英本国の議会はロンドンに置かれています。ロンドンは歴史的に政治の中心地であり、政府機関や主要な公的機関が集中しています。
正解は1859年です。チャールズ・ダーウィンの代表作『On the Origin of Species(種の起源)』は1859年に初版が刊行され、自然選択による進化の理論を体系的に提示しました。この書の発表は生物学、自然史、哲学、宗教観に大きな影響を与え、当時の科学界および社会に広範な議論を引き起こしました。ダーウィンはガラパゴス諸島などでの観察や詳細な証拠の積み重ねを基に進化理論を展開し、その後の生物学研究の基盤となりました。