カクテルを楽しむ大人のためのクイズコーナー
カクテルは単なる酒類の組み合わせだけではなく、その歴史や文化、作り方のテクニックが奥深いジャンルです。ここでは、定番のカクテルから珍しいものまで、10の問題でカクテルの知識を問います。自分の好きなカクテルはどれほど知っているかチェックしてみましょう。カクテル通になるチャンスです。飲み物を片手に、楽しみながらクイズに挑戦してみてください。
Q1 : マティーニに関する説明で正しいものはどれか? ジンまたはウォッカとドライベルモットを組み合わせ、オリーブやレモンツイストでガーニッシュする テキーラベースでトリプルセックとライムを使う ラムとココナッツミルクをブレンドする コーヒーリキュールとクリームを混ぜる
マティーニはジン、または近年ではウォッカを基酒としてドライベルモット(辛口のベルモット)を少量加え、ステアまたはシェイクして冷却した後、カクテルグラス(アップ)で供されるクラシックなカクテルです。ガーニッシュはオリーブ(マティーニオリーブ)やレモンツイストが一般的で、ドライ度合い(ベルモット比率)やステアかシェイクかといった作り方で風味が大きく変わります。
Q2 : ホワイトロシアンの主要な材料はどれか? ウォッカ、コーヒーリキュール、クリーム ウォッカ、オレンジリキュール、ライム ラム、ココナッツリキュール、パイナップルジュース ジン、ベルモット、アンゴスチュラビターズ
ホワイトロシアンはウォッカを基酒にコーヒーリキュール(代表例:カルーア)を加え、仕上げにクリーム(またはミルク)を注ぐオールドスクールなカクテルで、ブラックロシアンがクリームを加えないバージョンなのに対し、ホワイトロシアンは滑らかな乳製品の層でまろやかさを出します。氷とともにロックグラスに注ぎ、軽くステアして供するのが一般的です。
Q3 : モヒートの発祥地はどことされるか? プエルトリコ キューバ メキシコ ドミニカ共和国
モヒートはキューバ発祥とされるラムベースの代表的なカクテルで、白ラム、ライムジュース、砂糖(またはシンプルシロップ)、ミント(スペアミント)、ソーダ水を組み合わせ、ミントと砂糖をマドラーで軽く潰して香りを引き出して作ります。ハバナのバー(ラ・ボデギータ・デル・メディオなど)が有名ですが起源には諸説あります。暑い気候に合う爽やかな味わいで世界中に広まりました。
Q4 : マンハッタンに関して正しいものはどれか? バーボンとドライベルモット、オレンジビターズを用いる ジンとドライベルモットを主に用いる ライやバーボンとスイートベルモット、ビターズを混ぜてステアする ラムとココナッツリキュールを用いる
マンハッタンはライウイスキー(またはバーボン)を基酒に、スイートベルモット、ビターズ(通常はアンゴスチュラビターズ)を加えてステア(攪拌)で冷却し、ストレーナーで注ぐクラシックなカクテルです。チェリーやオレンジピールでガーニッシュするのが一般的で、スピリット中心のため透明感を保つステアが推奨されます。起源は19世紀後半のニューヨークとされ、食後酒や深みのある一杯として親しまれます。
Q5 : 次のうちエッグホワイトを使うことで知られる南米発祥のカクテルはどれか? ピニャコラーダ モヒート ピスコサワー カイピリーニャ
ピスコサワーはペルー(およびチリでも作られる)が発祥のスピリッツベースのカクテルで、ブランデーに近いブドウ蒸留酒であるピスコを基酒に、ライム(またはレモン)ジュース、シンプルシロップ、卵白をシェイクして作ります。卵白によって滑らかな泡立ちが生まれ、上面にアンゴスチュラビターズなどを数滴落として香り付けするのが典型的です。酸味と泡のテクスチャーが特徴的な一杯です。
Q6 : マルガリータの基酒は何か? ラム テキーラ ウォッカ ジン
マルガリータはテキーラを基酒とする代表的なカクテルで、一般的なレシピはテキーラ、トリプルセック(例:コアントロー)、ライムジュースを主材料とし、グラスの縁に塩を付けて供されます。起源には複数の説(メキシコの1930〜40年代に発祥したとする説など)がありますが、基酒がテキーラであることは定説です。テキーラの種類(ブランコ、レポサド等)やシェイクの強さで風味が変わり、トリプルセックの代替に他のオレンジリキュールが使われることもあります。
Q7 : 次のうちグリーンチャートリューズを主要材料に含むカクテルはどれか? サゼラック ネグローニ ラストワード ピスコサワー
ラストワード(The Last Word)はジン、グリーンチャートリューズ、マラスキーノリキュール、ライムジュースを等量(1:1:1:1)でシェイクして作るカクテルです。1910年代頃に作られたクラシックで、甘味、酸味、ハーブの強い風味がバランス良く混ざるのが特徴です。グリーンチャートリューズはハーブ系の強いスピリッツで、他の材料と組み合わせることで独特の複雑な香りを生み出します。
Q8 : クラシックなダイキリの基本比率(ラム:ライム:糖液)は一般的にどれか? 1:1:1 3:2:1 4:1:1 2:1:1
クラシックなダイキリはホワイトラムをベースにライムジュースとシンプルシロップ(糖液)を加えるシンプルなカクテルで、伝統的な比率としてはラム2、ライム1、シロップ1(2:1:1)がよく用いられます。このバランスはラムのアルコール感とライムの酸味、シロップの甘味を整え、シャカで冷やしながら撹拌して濾して供することで爽やかさと飲みごたえを両立します。ダイキリはキューバ発祥とされ、様々なバリエーションが存在します。
Q9 : ブルーラグーンや他のブルーカクテルに色付けしている代表的なリキュールは何か? ブルーキュラソー ブルーキュラソー以外の青色リキュール(例:ブルーキュラソーの代替) 青い食用着色のみでリキュールは使わない ブルーラム
ブルーラグーンなど青色のカクテルで使われる代表的なリキュールはブルーキュラソー(Blue Curaçao)です。キュラソー島原産のララハという柑橘を原料にしたオレンジリキュラで、通常は透明または淡い色ですが、青色の着色を施したものが「ブルーキュラソー」として広く使われています。風味はオレンジ系で、色味の演出とフレーバーの付与を同時に行えるためカクテルの見た目作りに多用されます。
Q10 : ネグローニの起源とされるのはどこか? フィレンツェ(カフェ・カッソーニでカミッロ・ネグローニが考案) ミラノ(20世紀初頭のバーテンダー作) ローマ(イタリア王室のレセプション由来) ヴェネツィア(アペリティーボ文化から派生)
ネグローニはジン、カンパリ、スイートベルモットを等量で混ぜたカクテルで、最も広く受け入れられている起源説はイタリアのフィレンツェにおけるものです。伝説では1919年頃、カミッロ・ネグローニ伯爵がアメリカーノに炭酸の代わりにジンを入れるよう求め、それをバーテンダーが応えて生まれたとされます。発祥地としてはカフェ・カッソーニ(後のカッフェ文化の店)やバーテンダー名(フォスコ・スカルセッリ等)が言及されますが、いずれにせよネグローニはビターで芳醇、食前酒(ベフォアディナー)として定着したクラシックカクテルです。
まとめ
いかがでしたか? 今回はカクテルクイズをお送りしました。
皆さんは何問正解できましたか?
今回はカクテルクイズを出題しました。
ぜひ、ほかのクイズにも挑戦してみてください!
次回のクイズもお楽しみに。