レッサーパンダに備わっている『偽の親指（false thumb）』はどの骨が変化したものか。

レッサーパンダには、ものをつかんだり竹を扱うのに役立つ『偽の親指（false thumb）』と呼ばれる構造があります。これは拡大した橈骨の種子骨（radial sesamoid）が変化したもので、厳密には親指（母指）ではないが、竹を握る・枝をつかむ際に機能的な役割を果たします。類似の構造はジャイアントパンダにも見られ、採食や移動に適応した形質です。