ヒトデの発生で見られる遊泳性幼生の名称はどれか?
ヒトデの典型的な生活史では、受精卵から発生した幼生はまずビピナリア(bipinnaria)と呼ばれる遊泳性の幼生期を経ます。ビピナリアは帯状の繊毛帯を持ち、浮遊しながら摂食と成長を行い、その後一部の種ではブラキオラリア(brachiolaria)などの段階を経て底生性に移行し、変態して成体の放射相称形態になります。プルテウスはウニやクモヒトデに見られる形態で、トロコフォアは他の無脊椎動物で見られる一般的な幼生形態ですが、ヒトデ特有の遊泳幼生はビピナリアです。