ブロンプトン自転車を知り尽くすために、この特別企画をお楽しみください。ロンドンを中心に発展してきたブロンプトンの歴史や製造、特徴的な設計について、10問のクイズを通して深く掘り下げていきます。アンドリュー・リッチーによる画期的な折りたたみ構造、ホイールサイズやハンドルバー、変速システムなど、ブロンプトンならではの魅力的な技術を一問一問チェックしていきます。さあ、ブロンプトン愛好家も初心者もこのクイズに挑戦して、この小径の名車の魅力を再発見しましょう。
Q1 : ブロンプトン純正のフロントバッグを取り付ける際に用いる標準的なアタッチメントの名称はどれか?
ブロンプトン純正のフロントバッグ類は、フレーム前部に装着する「フロントキャリアブロック(Front Carrier Block)」を利用してワンタッチで取り付けられるよう設計されています。このブロックがあることでバッグを素早く着脱でき、折りたたみ時の安定性も確保されます。「リアキャリア」や「ボトルケージ」とは役割が異なり、前方のバッグ専用のアタッチメントがフロントキャリアブロックです。
Q2 : ブロンプトンが標準で提供していない変速段数は次のうちどれか?
ブロンプトンは伝統的にギア構成をシンプルに保っており、1速(シングル)、2速、3速、及びフロント内装ハブとリヤ外装を組み合わせた6速(3×2の組み合わせなど)といったバリエーションが一般的です。一方で「5段」という変速設定は純正ラインナップとしては提供されておらず、標準仕様の選択肢には含まれていません。カスタム作業で非公式に実現することは別問題です。
Q3 : ブロンプトンを慣れた人が折りたたむ際に一般的にかかる時間の目安はどれか?
ブロンプトンは折りたたみ操作が合理化されており、練習を積んだユーザーであれば10~20秒程度で折りたたむことが可能です。もちろん個人差や慣れ、モデルや荷物の有無によって変わりますが、一般的な目安としてはこの程度の短時間で携帯できるコンパクトな形に収まることがブロンプトンの利点の一つです。折りたたみやすさは設計上の特徴とされています。
Q4 : ブロンプトンのフロントキャリアブロック(Front Carrier Block)について正しい説明はどれか?
フロントキャリアブロックはフロントバッグを取り付けるための専用アタッチメントで、ブロンプトン純正のフロントバッグ(例:フロント・バッグやトランクバッグなど)をワンタッチで装着・着脱できるようにする小さな金具です。折りたたんだ際にもバッグが安定するよう設計されており、荷物の保持や走行時の安定性向上に寄与します。リア荷台や装飾とは役割が異なります。
Q5 : 一般に、折りたたんだブロンプトンが航空機の機内持ち込みとして受け入れられる可能性が高い理由として最も適切なのはどれか?
折りたたみ式自転車が機内持ち込み可能かどうかは各航空会社や路線の規定、折りたたみ後のサイズ・重量によります。ブロンプトンは折りたたむと比較的コンパクトになり、スーツケース程度の形状になるため、サイズと重量がその航空会社の許容範囲内であれば機内持ち込みが認められる場合があります。ただしすべての航空会社・路線で保証されるわけではないため事前確認が必要です。
Q6 : ブロンプトンが標準で使用しているホイールのETRTO/ISO径(ビードシート直径)のおおよその数値はどれか?
ブロンプトンの多くのモデルで採用されている小径ホイールは、ビードシート直径(BSD)が約349mmに相当する規格で、一般に「16インチ(ISO 349)」と呼ばれます。他の数値は一般的な自転車規格で、559は26インチ相当、622は700C相当などに対応します。ブロンプトンの採用する349は小径で折りたたみ用途に適したサイズです。
Q7 : ブロンプトン自転車の本社・主要な製造拠点が長年置かれているイギリスの地区はどこか?
ブロンプトンはイギリスの折りたたみ自転車メーカーで、創業以来ロンドンを拠点に活動してきました。特に製造はグリーンフォード(West London)にある工場で行われており、設計・組立の多くがロンドンで行われています。シェフィールドやマンチェスター、バーミンガムといった他の都市も英国の工業地帯ですが、ブロンプトンの主要な拠点はロンドンです。歴史的にもロンドンでの開発と生産が同社の特徴となっています。
Q8 : ブロンプトン自転車を設計・創業した人物は誰か?
ブロンプトンはアンドリュー・リッチー(Andrew Ritchie)が中心となって設計・創業したブランドです。リッチーは1970年代に折りたたみ自転車の設計を行い、1975〜1976年頃からプロトタイプを製作、以後改良を重ねて製品化しました。アレックス・モールトンやジョン・ケンプ・スターリーは自転車史に名を残す人物ですが、ブロンプトンの創業者はアンドリュー・リッチーです。
Q9 : ブロンプトンの標準的なホイールサイズはどれか?
ブロンプトンの多くのモデルが採用しているのは16インチのホイールです。具体的には16インチ相当(一般的にはISO 349に相当するサイズ)が標準で、小径ホイールを用いることで折りたたみ時のコンパクトさと車体剛性のバランスを取っています。20インチや26インチは一般的なミニベロや通常の自転車で見られるサイズで、ブロンプトンの標準仕様ではありません。
Q10 : 次のうち、ブロンプトンの代表的なハンドルバータイプではないものはどれか?
ブロンプトンはS、M、Hといった複数のハンドルバー形状を公式にラインナップしています。Sは低めのスポーツ寄り、Mは中間、Hは高めでアップライトな姿勢になります。一方で「ドロップハンドル(ロードバイク風)」はブロンプトンの標準的なハンドルタイプには含まれておらず、純正ラインナップとしては存在しません(カスタムで取り付ける例は別)。
まとめ
いかがでしたか? 今回はブロンプトン旅クイズをお送りしました。
皆さんは何問正解できましたか?
今回はブロンプトン旅クイズを出題しました。
ぜひ、ほかのクイズにも挑戦してみてください!
次回のクイズもお楽しみに。