多色摺りを行う際の一般的な摺りの順序として適切なのはどれか? 2025.10.09 多色摺りを行う際の一般的な摺りの順序として適切なのはどれか? 淡い色から濃い色へ、最後に線描き(墨など)を摺る 濃い色から淡い色へ、最後に薄い色を重ねる 線描きを最初に摺ってから色を入れていくのが常に正しい どの順序でも結果は同じなので順序は重要でない 回答:淡い色から濃い色へ、最後に線描き(墨など)を摺る、が一般に適切です。木版の多色摺りでは薄い色を先に刷ることで紙に染み込ませる面積を確保し、濃い色を後から重ねていくことで色が濁るのを防ぎます。線描き(ボックスやアウトライン)を最後に摺ることによって輪郭が締まり、色の境界が明瞭になります。ただし作品や技法によっては線を先に摺る場合もあり、必ずしも一律ではありませんが、「淡→濃→線」は多くの実践で採られる基本的な順序です。 クイズタグ: 木版年賀状摺り関連記事 木版年賀状摺りクイズ!【問題 全10問・答え付き】 | 2025年10月版