木版に刻む「検討(けんとう)」の役割は何か? 2025.10.02 木版に刻む「検討(けんとう)」の役割は何か? 色を付けるための溝 紙や版の位置合わせ(見当合わせ)用の切り欠き 版を固定するための釘穴 顔料の排出口 検討(けんとう)は版木の角などに刻む位置合わせ用の切り欠きで、複数の版で多色刷りを行う際に和紙を同じ位置に置くための基準となります。一般に二つの切り欠き(直角の組合せ)を使い、これによって紙がずれないように定位置に合わせながら順次版ごとに摺り重ねが可能になります。見当が狂うと色ずれや図柄のずれが生じるため、かるた制作でも非常に重要な工程です。 クイズタグ: かるた札作り(木版)関連記事 かるた札作り(木版)クイズ!【問題 全10問・答え付き】 | 2025年10月版