山岳撮影で広角レンズを前景に用いるときに期待できる効果はどれか?
広角レンズは被写体に近づいて撮ることで前景要素を相対的に大きく描写し、さらに遠景との距離感が強調されるため、奥行き感やスケール感を誇張して表現できます。山岳風景では岩や草花を前景に入れて遠くの山並みを小さく配することで、写真に強い遠近感と臨場感を与えられます。逆に遠近が詰まる圧縮効果は望遠側の特徴なので混同しないこと、また広角ではパースが強く出やすいので水平線や稜線の傾きに注意し、被写界深度確保のために絞りを使う、ハイパーフォーカルを活用するなどの技術が重要です。