ハーフND(グラデーションNDフィルター)を山岳風景で使う主な目的は?
ハーフND(グラデーションND)はフィルターの上半分が暗く下半分が透明という構造を持ち、主に空の明るさが強く地表が暗いような風景で用いられます。山岳風景では空と地表(稜線や谷間)との露出差が大きくなりやすく、このまま撮影すると空が白飛びしたり地表が黒潰れしたりします。ハーフNDを使うことで空の露光量を抑え、前景と空の露出をよりバランスよく収められ、ダイナミックレンジの狭いカメラでも情報を保持しやすくなります。取り付け位置やグラデーションの硬さに注意し、山の稜線に合わせて位置を調整することが重要です。