1つのカフェで楽しむだけでは物足りない! コーヒー好きなら必見のスタンプラリー企画。複数の参加店舗を巡って専用台紙やアプリにスタンプを集めると、景品や割引、限定メニューなどの特典が得られる。スペシャルティコーヒーの特徴やエスプレッソの抽出方法、ドリップやフレンチプレスの違いなど、カフェの知識も深められる。趣味を楽しみながら、お気に入りの店を見つけるチャンスだ。ぜひ、あなたも参加してみてはいかが?
Q1 : カフェのメニューにある「マキアート(macchiato)」という言葉の語源的な意味として正しいものはどれか?
イタリア語の“macchiato”は『汚す』『染みをつける』という意味があり、カフェ用語では液体の一方に少量の別の成分を加えて“印をつける”ことを示します。例えばカフェ・マキアート(エスプレッソに少量のミルクを加えたもの)はエスプレッソが“汚された(マキアートされた)”形、ラテ・マキアートはミルクに少量のエスプレッソを加えたものを指し、語源がそのまま飲み物の構成を表しています。
Q2 : エスプレッソ用のポルタフィルターでタッピング(タンピング)する際の基本的な作法として正しいのはどれか?
良いエスプレッソを抽出するためには、ポルタフィルター内のコーヒー粉を均一に圧縮して平らで水平なパック(パック)を作ることが重要です。均一なタンピングにより抽出時のチャネル(お湯の早い通り道)を防ぎ、均等な抽出が可能になります。力加減は過度である必要はないものの、一定の良く訓練された圧力で平滑に仕上げることが推奨されます。片寄せや未タンピングは抽出ムラの原因になります。
Q3 : 『シングルオリジン(単一産地)』のコーヒーと『ブレンド(混合)』のコーヒーの違いとして正しいものはどれか?
シングルオリジンとは特定の国、地域、さらには農園や収穫ロットなど単一の生産地に起源を持つ豆を示し、その産地特有のフレーバープロフィールを楽しむことが目的です。一方でブレンドは異なる産地やロットの豆を組み合わせ、味の安定性やバランス、複雑さを狙って調整されます。焙煎度や用途(インスタントかどうか)とは必ずしも結びつかず、目的に応じてどちらもスペシャルティ領域で使われます。
Q4 : スタンプラリーを開催するカフェで、参加者が最も一般的に目指す目的はどれか?
スタンプラリーは日本でも広く行われる集客・地域活性化の手法で、参加者は複数の参加店舗を巡って専用台紙やアプリにスタンプを押印・取得し、一定数集めると景品や割引、限定メニューなどの特典を受けられます。教育的な講座や長居を競う行為、家具販売は別目的であり、スタンプラリーの本来の目的は来店回数を促し特典を与えることで参加と回遊を促進する点にあります。デジタルスタンプの導入や協賛店による特典の違いはありますが、根底にあるのは「訪問を重ねて報酬を得る」仕組みです。
Q5 : スペシャルティコーヒーに多く使われ、風味が繊細で香り高いことで知られる珈琲の主要な品種は次のうちどれか?
アラビカ種はフレーバーの複雑さや酸味の質の良さからスペシャルティコーヒーで広く好まれています。ロブスタ(カネフォラ)は耐病性やカフェイン含有量が高く、インスタントコーヒーやエスプレッソのクレマ向上のためにブレンドされることが多いですが、風味は一般にアラビカとは異なります。リベリカやエクセルサは流通量が少なく、独特の風味を持つものの世界的シェアは限定的です。したがって専門店や高品質志向の珈琲ではアラビカが中心となります。
Q6 : エスプレッソを特徴づける抽出方法として最も適切なのはどれか?
エスプレッソはポンプなどで高圧(商業的には一般に約9バール前後が基準とされる)をかけ、短時間で濃縮された抽出液を得る抽出法です。短時間の抽出によりコーヒー成分が高濃度で抽出され、クレマと呼ばれる泡も形成されます。対照的にドリップは重力を利用したゆっくりとした抽出、コールドブリューは低温で時間をかける方法、煮出しは湯を沸かして抽出する手法であり、それぞれ味わいや成分の抽出傾向が異なります。
Q7 : エスプレッソの表面にできる「クレマ(crema)」の主な成因として正しいものはどれか?
クレマはエスプレッソ抽出時に豆中に閉じ込められていた二酸化炭素が高圧で急速に解放され、コーヒーの油分や可溶性タンパク質とともに微細な泡として乳化・安定化したものです。これにより表面に薄い金褐色の層が形成され、香りや口当たりの一部を担います。ミルクの泡や焦げ、砂糖の結晶とは成因が異なり、クレマは抽出条件や豆の鮮度、焙煎度合によって量や質が変化します。
Q8 : ペーパードリップ(ペーパーフィルター)とフレンチプレス(プレス式)で抽出されるコーヒーの主な違いは何か?
ペーパーフィルターは紙が微細な油分や微粉を物理的に捕捉するため、クリアでクリーンな口当たりのコーヒーが得られるのに対し、フレンチプレスは金属メッシュのフィルターを使って粗い微粉や油分を通すため、ボディ感やオイリーさ、風味の重層性が強く出ます。苦味や甘みは抽出条件によって変わりますが、フィルターの有無が味わいの質感に大きな影響を与える点が両者の代表的な違いです。
Q9 : カフェでラテやカプチーノ用のミルクをスチームする際、一般的に推奨されるミルクの仕上げ温度はどの範囲か?
スチームミルクの適正温度は飲用に適した温かさとミルクの甘みや泡の質を両立させるために重要で、一般的には約60〜65℃前後が推奨されます。この温度帯では乳糖の甘味が感じやすく、タンパク質の変性が過度にならずに滑らかなマイクロフォームが得られやすいです。45〜50℃はやや低く、75℃以上になるとタンパク質の変性や焦げた風味のリスクが高まり、口当たりが悪くなることがあるため注意が必要です。
Q10 : ドリップコーヒーを淹れる際の一般的な粉量と湯量の比(コーヒー:お湯=1:x)の、よく推奨される範囲はどれか?
家庭やハンドドリップでよく推奨される抽出比率は1:15〜1:18程度で、これは豆の風味を適切に引き出しつつ飲みやすい濃度を得るためのバランスを示しています。濃いめが好みなら1:15付近、薄めやすい味を望む場合は1:17〜1:18に調整します。1:10や1:20以上はそれぞれ極端に濃いまたは薄い抽出になりやすいため、目的に応じて微調整するのが一般的です。
まとめ
いかがでしたか? 今回はカフェスタンプラリークイズをお送りしました。
皆さんは何問正解できましたか?
今回はカフェスタンプラリークイズを出題しました。
ぜひ、ほかのクイズにも挑戦してみてください!
次回のクイズもお楽しみに。