競技かるたは、100枚の札を使って行われる日本独自の伝統的な頭脳スポーツです。『小倉百人一首』に収められた百首の歌を題材とし、読み手の読み上げる札に合わせて、選手が素早く取り札を奪い合う白熱の競争が繰り広げられます。本記事では、競技かるたの基本ルールや歴史、トリビアなど、この魅力的なスポーツについて10問のクイズを通して解説します。競技かるたに詳しくない方も、この記事を読めば、その奥深さと面白さがよくわかるはずです。
Q1 : 漫画・アニメ『ちはやふる』の原作者は誰か?
『ちはやふる』は競技かるたをテーマにした人気漫画で、作者は末次由紀(すえつぐゆき)です。2007年に連載開始され、競技かるたのルールや試合の緊張感、人間ドラマを描いた作品として広く知られ、アニメ化・実写映画化もされました。この作品により競技かるたの知名度や競技人口が増えた面もあります。
Q2 : 競技かるたの試合で勝敗は基本的にどのように決まるか?
競技かるたの勝敗は基本的に各選手が取った札の枚数の多寡で決まります。全100枚のうちより多くの札を取った選手が勝者となり、単純多数である51枚以上を取れば理論上は勝ちが確定します。特殊な決着(時間切れや規定の取り扱い)を除けば、審判の判定は紛争解決のために用いられますが、結果自体は取札枚数で決まります。
Q3 : 『小倉百人一首』を編纂した人物は誰か?
『小倉百人一首』は鎌倉時代の歌人・藤原定家(ふじわらのていか)が選定した歌集として広く知られています。定家は小倉山に隠棲していたことから『小倉百人一首』と呼ばれ、和歌史上重要な選集となりました。競技かるたで使われる百人一首の歌はこの定家の選んだ百首が元になっており、各歌の上の句・下の句の扱いや歌番号などはこの伝統的な編纂に基づいています。
Q4 : 競技かるたで、全文(上の句と下の句)が印刷されているのはどちらの札か?
競技かるたで読み上げに使用されるのは『読み札(読み手が持つ札)』で、こちらには歌の全文(上の句と下の句)が印刷されています。対して『取り札(とりふだ)』には主に下の句が大きく記されており、選手はその下の句を手がかりにして畳に並べられた取り札を素早く取ります。読み札は読み手が声に出して読むために全文が必要であり、取り札は視認しやすいよう下の句が強調されるのが一般的です。
Q5 : 競技かるたでいう『決まり字(きまりじ)』とは何を指すか?
『決まり字』とは、読み札が読みあげられた際に、その歌を残りの札と識別できる最小の読み始めの音(何文字目まで)を指します。競技では多くの歌が似た始まり方をするため、どの時点で取ってよいか判断する基準として決まり字が用いられます。例えばある歌は三音目で他と区別できるため決まり字は3とされることがあり、選手は決まり字を意識して素早く反応します。
Q6 : 公式の競技かるたの対戦は通常何対何で行われるか?
公式な個人戦の競技かるたの基本フォーマットは1対1で行われます。各選手は畳に並ぶ取り札を前にして対峙し、読み手が読み上げる読み札に応じて素早く札を取り合います。もちろん大会によって団体戦や団体形式の競技も存在しますが、個人戦としての試合の標準は1対1であり、名人戦や各種大会の個人戦階級もこの形式で行われます。
Q7 : 試合開始時に、各選手の『自陣』に初めから配置されている取り札は何枚か?
競技かるたの標準的な配置では、100枚の取り札が畳上に並べられ、各選手の自陣(自分の側)には初めから25枚ずつ配置されます。残りの50枚は中央に配置され、試合中にその中央の札も対象となります。したがって各選手は自陣の25枚を特に把握し、中央の札も合わせてどの札がどこにあるかを記憶して迅速に取りに行きます。
Q8 : 競技かるたで勝利するために必要な取り札の枚数(多数を取る)は何枚か?
競技かるたは全部で100枚の取り札を対象に争われるため、単純多数を取れば勝利となります。全100枚のうち相手より多く取るためには最低51枚を取る必要があります。50枚ずつで同点となる可能性もありますが、通常は試合が続いてすべての札が取られるか時間制限により終了し、取った枚数の多い方が勝ちになります。
Q9 : 試合中に読み上げを担当する人の呼び名は何か?
競技かるたの試合では、詩を読み上げる担当者を『読み手(よみて)』と呼びます。読み手は決められた速度や間合いで読み札を読み、選手が公平に競えるよう中立的な立場を保ちます。読み手とは別に試合の運営やルールの判定を行う審判(ジャッジ)もいますが、読み上げを行うのが読み手です。
Q10 : 競技かるたで使用する百人一首の札は全部で何枚あるか?
競技かるたで用いられる百人一首の札は合計100枚です。これは『小倉百人一首』に収められた百首をもとにしており、各一首につき一枚の取り札(戸取り用の札)と対応する読み札が存在します。試合ではこの100枚の取り札が畳に配置され、読み手が読み上げる読み札に合わせて選手が札を取っていきます。したがって試合で扱う取り札の総数は100枚で、勝敗は基本的に取った札の枚数で決まります。
まとめ
いかがでしたか? 今回は競技かるたクイズをお送りしました。
皆さんは何問正解できましたか?
今回は競技かるたクイズを出題しました。
ぜひ、ほかのクイズにも挑戦してみてください!
次回のクイズもお楽しみに。