観測用語で「シーイング(seeing)」と「トランスペアレンシー(transparency)」の違いとして正しい説明はどれか? 2025.09.15 観測用語で「シーイング(seeing)」と「トランスペアレンシー(transparency)」の違いとして正しい説明はどれか? seeingは大気の透明度、transparencyは星像の揺らぎを表す seeingは星像の揺らぎ(像のぶれ)、transparencyは大気の透明度や減光の程度を表す 両者は同じ意味で、どちらも光害の程度のみを指す seeingは望遠鏡の口径、transparencyは焦点距離を示す 「シーイング」は大気の乱流による星像の揺らぎや点像の拡散を表し、像のシャープさに関係します。短時間スケールの気流変動が像をぼやけさせ、分解能を制限します。一方「トランスペアレンシー」は大気の透明度で、雲、湿気、エアロゾルや光害により天体からの光が吸収・散乱される度合いを示し、観測可能な暗い対象の検出に影響します。両者は観測条件を評価する独立した指標です。 クイズタグ: 天体観測関連記事 天体観測クイズ!【問題 全10問・答え付き】 | 2025年09月版