ぬか漬けはどの漬け床(漬けるための基材)を主に使って発酵させる伝統的な日本の漬物ですが、その基材はどれか?
ぬか漬けは名前の通り『糠(ぬか)』を主成分とする漬け床を用いて行う発酵漬物です。米ぬかに塩と水を加え、時に昆布や唐辛子を入れて床を整え、そこに野菜を漬けて乳酸菌などの微生物による発酵を促します。糠床は手入れ(床のかき混ぜ・塩の調整など)を怠ると酸っぱくなったり腐敗が進んだりしますが、適切に管理すると独特の旨みと深い風味が生まれます。味噌漬けや粕漬け、塩漬けとは異なる管理と風味特性があり、乳酸発酵を主体とする点が特徴です。