ビデオゲームレトロコレクションは、多くのゲームファンにとって魅力的なホビーとなっています。過去の家庭用ゲーム機やカートリッジ、コントローラーなどの歴史的な価値を探求するのは、ゲームの進化を知る上で重要です。本記事では、初期のNESからスーパーファミコン、メガドライブといった懐かしのゲーム機について、様々な角度からクイズを出題します。ピン数、媒体の特徴、パッケージの状態など、コレクターが注目する細かな差異を確認できるでしょう。ゲーム機やソフトの知識を深めながら、レトロゲームの世界をさらに楽しめるはずです。
Q1 : 初期のNESソフトの中で、金色のカートリッジで発売されていたことで知られるタイトルは次のうちどれでしょう? ゼルダの伝説(The Legend of Zelda) スーパーマリオ2 悪魔城伝説 ロックマン2
『ゼルダの伝説』のオリジナルNESカートリッジ(北米版を含む)は、他タイトルと区別するために金色(ゴールド)で成形されたカートリッジが使われていることで知られています。このゴールドカートリッジは視覚的に目立つ仕様で、コレクター間でも人気が高いアイテムです。金色のカートリッジは希少性や見た目のインパクトから中古市場で注目されることがあり、状態や付属の有無によって評価が変わります。
Q2 : 近年、封入されたレトロゲームの状態を専門に評価し、グレーディング(封入ケースにシールやグレードを付す)を行うことで知られる企業はどれでしょう? VGA WATA KSC IFC
WATA(Wata Games)は近年レトロゲームのシール・グレーディング(グレードの付与)と封入(slabbing)で注目を集めた企業です。WATAによる評価はオークション市場やコレクターコミュニティに大きな影響を与え、封入された状態(未開封のまま保護ケースに入れられた状態)での取引が高値で成立することが増えました。グレーディングは外観(箱の角の潰れ、色あせ等)、封入の真贋、付属品の有無などを総合的に検査して数値化するもので、コレクターは評価の信用性と費用を考慮して依頼します。
Q3 : 家庭用コントローラーの歴史において、左右のショルダーボタン(L・R)を標準搭載し、十字+4ボタン配置を普及させたのは次のどの機種でしょう? メガドライブ(Genesis) PCエンジン(TurboGrafx) スーパーファミコン(Super Famicom / SNES) 初代プレイステーション(PS1)
スーパーファミコン(SNES)は左右にショルダーボタン(LとR)を備え、十字ボタンに加えてABXYの4ボタン配置を標準化したことにより多くの後続機に影響を与えました。これにより操作系がより多彩になり、格闘ゲームやシューティングなどの操作性向上に貢献しました。レトロコレクターはコントローラーの形状やボタンのゴム接点の劣化具合などを確認して保存状態を評価します。
Q4 : 1980年代末〜1990年代初頭の家庭用機のCD-ROM拡張のうち、PCエンジン向けにNECと日本の開発陣が公式にリリースしたCD-ROM追加ユニットの正式名称はどれでしょう? Sega CD(Mega-CD) PlayStation CD-ROM Neo Geo CD System PC Engine CD-ROM²(TurboGrafx-CD)
PC Engine(海外名TurboGrafx-16)向けのCD-ROM追加ユニットは正式にはPC Engine CD-ROM²(日本)としてリリースされ、北米や欧州ではTurboGrafx-CDとして知られています。これはNECとHudsonによる公式なCD拡張で、CDメディアの採用により音声や大容量データの活用が可能になりました。コレクターはCDユニットの動作可否、付属のACアダプターや接続ケーブルの有無、ディスクドライブの可動状態を重要視します。
Q5 : 未開封(シール封)状態のレトロゲームが市場で高額になる要因として、最も直接的に価値に影響を与えるのは次のうちどれでしょう? 希少性(生産数や流通量の少なさ) ジャンク状態の付属品 のみ流通しているコピー版の存在 発売当時の広告の有無
未開封品の価値に最も直接影響するのは基本的に希少性です。同じ未開封でも生産数が極めて少ないタイトルや限定流通のバリアントは高値がつきやすく、希少性が市場価格のベースを作ります。ただし希少性に加えて未開封というコンディションやグレーディング、需要(人気タイトルであるか)も大きく影響します。したがってコレクション評価は希少性を軸に、コンディションや需要が掛け合わされて決まります。
Q6 : 「HuCard」(ヒューカード)と呼ばれる薄型のロムカードを使用したのはどのゲーム機のメディア規格でしょう? Sega Saturn PC Engine / TurboGrafx-16 PlayStation Nintendo 64
HuCard(ヒューカード、別名:TurboChip)はHudsonが開発した薄型のROMカード形式で、主にPC Engine(海外名TurboGrafx-16)用のソフト媒体として使われました。クレジットカードのような薄い形状が特徴で、CD-ROM登場前のPCエンジン向けゲームの多くがこの媒体で提供されました。コレクターはHuCardの端子の酸化や接点不良、ラベルの傷みをチェックして保存状態を判断します。
Q7 : 北米版ファミリーコンピュータ(Nintendo Entertainment System、NES)のカートリッジが使用していたコネクタのピン数は何ピンだったでしょう? ファミコン(60ピン) スーパーファミコン(62ピン) メガドライブ(64ピン) Nintendo Entertainment System(72ピン)
北米のNESはカートリッジを本体に差し込むために72ピンのコネクタを採用していました。日本のファミコンは本体側とカートリッジ側の接続が異なり一般に60ピンで、外形やコネクタの仕様が違ったため北米向けに設計し直されたNESは72ピンとなっています。この違いがリージョン間の互換性や改造・コネクタ修理時の注意点に直接影響し、コレクターは実機やカートリッジのピン数や形状を確認して管理することが重要です(コネクタ破損や清掃の際にも参照されます)。
Q8 : 1989年に発売され、交換可能なカートリッジを用いた携帯型ゲーム機として初期に大きな普及をしたものは次のうちどれでしょう? アタリリンゴ(Atari Lynx) 任天堂 ゲームボーイ(Game Boy) セガ ゲームギア(Game Gear) SNK ネオジオポケット(Neo Geo Pocket)
任天堂のゲームボーイは1989年に発売され、交換可能なカートリッジ(Game Pak)を用いる携帯型ゲーム機として広く普及しました。ライバルとして同年に発売されたアタリのLynxや1990年のゲームギアも存在しましたが、耐久性のあるバッテリー寿命とソフトラインナップの広さがゲームボーイの普及に寄与しました。レトロコレクターは初期型(DMG-01)や箱・説明書の有無、バッテリーパックの状態を重視して価値を判断します。
Q9 : 1980年代に日本で使われたファミコンの外部記憶媒体『ディスクシステム』向けに最初にリリースされたタイトルはどれでしょう? スーパーマリオブラザーズ メトロイド ゼルダの伝説 悪魔城ドラキュラ(Castlevania)
『ゼルダの伝説』は日本では1986年にファミリーコンピュータディスクシステム(Famicom Disk System)用ソフトとして初めて登場しました。ディスク媒体は書き換えやセーブが可能だったため、『ゼルダ』のようなセーブを前提としたゲームに適していました。後に海外のNES向けにカートリッジ版が出る際はバッテリーバックアップによるセーブ方式に変更されました。対照的に『スーパーマリオ』や『メトロイド』『悪魔城』はもともとディスクシステム発ではないタイトルなど、メディア歴を確認することがコレクションの識別に役立ちます。
Q10 : レトロゲームのコレクション表記で「CIB」とは何を意味するでしょうか? カートリッジのみ(Cartridge Only) 説明書欠品(Instruction Missing) コントローラー同梱(Controller Included) Complete In Box(箱・マニュアル等がそろった完全品)
CIBは“Complete In Box”の略で、元箱(Box)、取扱説明書(Manual)、そしてソフト本体(カートリッジやディスク)などがセットになっている状態を指します。コレクション市場ではCIBは単体(カートリッジのみ)やLoose(本体のみ)より高い付加価値が付くことが一般的で、箱の折れや書き込み、説明書の状態、付属品の有無が査定で重要視されます。特にパッケージ化粧シールや封入物が完全に残っているかどうかで価格差が生じます。
まとめ
いかがでしたか? 今回はビデオゲームレトロ収集クイズをお送りしました。
皆さんは何問正解できましたか?
今回はビデオゲームレトロ収集クイズを出題しました。
ぜひ、ほかのクイズにも挑戦してみてください!
次回のクイズもお楽しみに。