ガンプラクイズ – 内装フレームやスケールから探るガンプラの魅力
ガンプラの中には、内部フレームを本格的に採用したり、驚くべきスケールを実現したものがあります。これらの工夫により、より精密な造形や複雑なポージングが可能になっています。本クイズではそんなガンプラの特徴的な仕様や歴史について、10問出題します。ガンプラの奥深さを感じながら、あなたの知識を試してみてください。
Q1 : Real Grade(RG)シリーズが初めて登場した年は次のうちどれか? 1995年 2005年 2008年 2010年
Real Grade(RG)は、1/144スケールでありながらMaster Gradeレベルのディテール表現と内部フレームの再現を目指したシリーズで、最初のラインナップは2010年に発売されました。代表的な第1弾はRX-78-2で、MGに匹敵する構造を小スケールで実現することで話題になりました。RGは高密度のモールド、シールや多色成形の活用、内部構造の細密化などを特徴とし、組み立ての難易度もやや高めですが完成度は高いです。
Q2 : Perfect Grade(PG)の一般的なスケール(縮尺)は次のうちどれか? 1/100 1/60 1/144 1/48
Perfect Grade(PG)は一般的に1/60スケールで展開される最上位グレードで、非常に大きなサイズと高いディテール再現、豊富な可動・電飾・内部構造の再現を特徴とします。1/60というスケールは外装や内部フレーム、ディテールパーツに余裕があり、模型的な工作や塗装表現を追求しやすいサイズです。その分、価格や組み立てボリュームは高くなる傾向があります。
Q3 : 「P-Bandai(プレミアムバンダイ)」で扱われるガンプラとは主に何を指すか? プレミアムバンダイ限定で販売される商品のブランド ショップで割引販売される既製品のこと 量販店で通常流通する一般販売品 中古市場で流通する限定版
P-Bandaiは“プレミアムバンダイ”の略称で、バンダイ公式の通販サイトを通じて限定販売されるガンプラや特別仕様品を指します。限定色、限定マーキング、ユーザーイベント限定キット、受注生産のリミテッドエディションなどが含まれ、一般の量販店やホビーショップでは取り扱われない専売商品が多いのが特徴です。コレクター向けのバリエーションや再販されにくい仕様が多く、流通量が少ないため入手性が限定されます。
Q4 : ガンプラのランナー(成形枠)に使われる代表的なプラスチック素材で、成形性が良く塗装や接着もしやすいものは次のうちどれか? ポリ塩化ビニル(PVC) ポリエチレンテレフタレート(PET) ABS樹脂(ABS) スチロール樹脂(PS)
ガンプラの多くの外装パーツにはスチロール樹脂(PS:ポリスチレン)が用いられます。PSは成形性に優れ、モールドの再現性が良く、塗装や接着にも適しているためランナーの主素材として広く使われています。一方で可動部や耐衝撃性が求められるジョイント部分にはABS樹脂が使われることが多く、両素材を使い分けることで組み立て性能と耐久性を両立させています。
Q5 : ガンプラに使われる「ポリキャップ」の主な役割は何か? 外装の装飾やディテール表現のため 関節に使われ、可動と保持を担う パーツの接着を補助するため ランナーの識別用として色分けするため
ポリキャップは柔軟で弾性のあるプラスチック製のキャップ状パーツで、関節部に用いることで回転や曲げの可動を可能にし、ポーズを保持する摩擦を生み出します。硬いプラスチック同士ではすぐにガタついたり保持が難しくなるため、ポリキャップの弾性が関節の安定性を確保します。近年は可動指向の設計やABS等の機構でポリキャップを使わない設計もありますが、手軽に安定した可動を実現する重要な部品です。
Q6 : ガンプラの「スミ入れ(パネルラインの墨入れ)」の目的として最も適切なのはどれか? モールドを強調して立体感を出すため パーツ同士を接着するため 部品の強度を上げるため ランナーから切り離しやすくするため
スミ入れはパネルラインやモールドの溝に濃色の塗料やウォッシング材を流し込み、溝を強調することで陰影を付け、模型全体の立体感や情報量を高める工作工程です。モールドの輪郭がはっきりすることで目の錯覚的にディテールが際立ち、小スケールでも精密感が増します。一般的には専用のスミ入れペンやエナメル薄め液+塗料で行い、余分な部分はふき取りで整えます。
Q7 : HGUCシリーズが主にラインナップしている世界観(作品群)はどれか? After Colony(アフターコロニー) Cosmic Era(コズミック・イラ) Universal Century(ユニバーサルセンチュリー) Anno Domini(アノ年表)
HGUCは“High Grade Universal Century”の略称どおり、ユニバーサルセンチュリー(U.C.)世界の機体を中心にラインナップするシリーズです。初代『機動戦士ガンダム』から『Zガンダム』『ZZ』『逆襲のシャア』などUC系作品に登場する機体を1/144スケールで手軽に揃えられるよう展開しており、設定準拠の色やマーキング、バリエーション展開が多いのが特徴となっています。
Q8 : 小スケールでありながら内部フレームを精密に再現し、内部構造が露出するような見せ方でリアルな機構表現を行うシリーズとして特に知られるのはどれか? High Grade(HG) Real Grade(RG) Master Grade(MG) Perfect Grade(PG)
Real Grade(RG)は1/144スケールでありながら内部フレームの再現や多色成形、精密なモールドを重視したシリーズで、内部構造を露出させる見せ方や関節機構の精密表現に長けています。MGほどのサイズはないものの、RGは“スケールを超えた密度”をコンセプトにMGに匹敵する構造思想を小スケールで実現しているため、内部フレームや内部メカニックの見せ方を楽しめる設計が特徴です。
Q9 : ガンプラで“内装フレーム”(内部に骨格となるパーツを持ち、可動や強度を高める構造)を本格的に採用し、可動性の飛躍的向上をもたらしたグレードはどれか? High Grade(HG) Real Grade(RG) Master Grade(MG) Perfect Grade(PG)
Master Grade(MG)は1990年代中盤に登場し、1/100スケールで内装フレーム(インナーフレーム)を本格採用したことで知られます。インナーフレームにより関節の可動域や保持力が向上し、外装を被せるだけで複雑なポージングが可能になりました。HGは手軽さ、RGは1/144での高密度な再現、PGは大スケールでの精密再現が特徴ですが、内装フレームを広く普及させたのはMGです。MGはアーマーを外した内部構造の見せ方や分割による組み立て楽しさも重視され、以後のグレード設計に大きな影響を与えました。
Q10 : HGUCは略称で何を意味するか? High Grade Universal Century High Grade Ultimate Construct Heavy Grade UC High Grade Universal Collection
HGUCは“High Grade Universal Century”の略で、バンダイのガンプラシリーズのうちユニバーサルセンチュリー(UC)年表に登場する機体を中心に1/144スケールでラインナップするシリーズを指します。HGの手軽さや価格帯を保ちながら、UC系の機体を継続的にリリースすることで、設定準拠のデザインや作りやすさを両立させているのが特徴です。名称が示す通り、主に『機動戦士ガンダム』をはじめとするUC世界の機体が中心となっています。
まとめ
いかがでしたか? 今回はガンプラクイズをお送りしました。
皆さんは何問正解できましたか?
今回はガンプラクイズを出題しました。
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次回のクイズもお楽しみに。