列車を背景の流れを残しつつ車両を比較的シャープに写す「パン撮影」で一般的に使われるシャッタースピードとして適切なのはどれか?
パン撮影は被写体(この場合は列車)に合わせてカメラを水平または列車の動きに沿って振りながら一定のシャッタースピードで撮ることで、被写体は比較的シャープに、背景は流れて見える表現を得られます。列車撮影の中級レベルでは、速度や焦点距離にもよりますが、1/30〜1/125秒程度が使われることが多く、1/60秒は実用的で汎用性が高い値です。1/500秒やそれ以上では背景がほとんど流れず、1/4秒は流れは大きくなるものの被写体もブレやすく扱いが難しいため、1/60秒が中庸で狙いやすい選択となります。